2024年12月26日(木)
67番 女神散 [漢方製剤]
めがみさんではなく、にょしんさん。
保険適応病名 のぼせとめまいのあるものの次の諸症;
産前産後の神経症、月経不順、血の道症。
女性3大処方の㉓当帰芍薬散、㉔加味逍遙散、㉕桂枝茯苓丸の系列にもなって、どちらかというと㉕桂枝茯苓丸系統。
女性にしか保険適応なさそうだけど、新見先生は男性血の道症と病名をつけて処方されるそう。
安英湯といわれ、戦場で深手を負って興奮状態になった戦士を鎮めるために作られた。
敵の大将の首をとったら大出世するが逆に自分も殺されるかもしれないというような感情のときに飲む薬。
刀の傷もお産の傷も同じという視点で産後のパニックにつかったら良く効いたことより女神散と名付けられた。
緊張すると頭に血が上がって火照る人向け。
希望と不安が同時にあるような場合、たとえば、受験のとき。
合格したら夢の世界だが不安も強い、そんな気持ちのときにも有効。
加味逍遙散は、不定愁訴がたくさんあって、話がコロコロ変わる人むけだが、女神散は一つのことを繰り返して訴える場合に良いとも言われている。
Posted by さかざきひろみ at 17時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年12月19日(木)
66番参蘇飲 [漢方製剤]
じんそいんと読む。
主役の生薬である人参と蘇葉から一文字ずつとって参蘇飲。
胃腸の弱い人の風邪薬で、とくに咳に有効。
かぜをひきやすい人の予防にもなる。
妊婦さんのかぜなんかにもよく処方される。
虚弱な人の胃腸機能改善の代表漢方である六君子湯から蒼朮をぬいたものが含まれる。
前胡はセリ科の植物の根っこで咳に有効
葛根は首のこりをとる。
かぜぐすりだけどメンタルの改善にもよかったりする。
Posted by さかざきひろみ at 19時24分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年12月10日(火)
65番 帰脾湯 [漢方製剤]
きひとう。
帰脾湯の脾は胃腸機能のこと。
胃腸が弱く疲れていて、精神状態が安定しないとき。
さらに貧血もありそうな人の漢方薬。
不眠、動悸、健忘、不安、おどおどするなど色々な症状に効果がある。
人参と黄耆が入っているので、補中益気湯と同じ参耆剤。
胃腸機能改善の基本の四君子湯が含まれる。
遠志(おんじ)というのは、精神安定効果もあるし物忘れにもよい。
OTCで物忘れの薬として遠志が販売されている。
同じタイプでイライラがあったりするときは、137加味帰脾湯。
帰脾湯に柴胡と山梔子が加わると加味帰脾湯になる。。
私は加味帰脾湯の方をよく処方するが、高齢や冷えが強い人には帰脾湯のほうがよいらしい。
お庭のイロハモミジがやっと色づいた。
今が一番きれい。
Posted by さかざきひろみ at 19時14分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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