2020年05月26日(火)

オンライン診療 [クリニック情報]

オンライン診療にも、私もスタッフもだいぶ慣れてきた。

もちろん対面診療が一番だけど、オンラインでお家でのお子さんの様子がわかって色々面白い。
いっつも泣いているのに、画面のむこうでニコニコ。
リラックスしているといつもとお顔が違う。
クリニックでは、やっぱり緊張してたのね。

お子さんの素敵な似顔絵を飾っているのを見せて頂いたり、ちょっとだけお家の様子がわかる。

湿疹の状態も、オンラインでもいいのだが、スマホのピントが合わないとわかりにくいことがある。
またほんの少しの皮膚の乾燥も難しい。

湿疹に関しては、オンライン診察のときに、スマホをかざして見せて貰うよりも、あらかじめ写真をとってアップロードしてもらったほうが、わかりやすい。
こうすると写真の画素数がいいので、皮膚のしわまでよく見える。

あと口の中。
手前の方の口内炎はわかるが、のどの奥の方は暗くて見えにくい。ライトをあててもらってもわかりにくかった。
咽頭痛が強いお子さんは、結局対面に。
そのとき、スマホでフラッシュをたいて写真を撮ってみると、咽の状態がとってもよくわかった。
咽頭痛のある時は、口を大きくあけて、フラッシュをたいて写メしてもらうとわかりやすいかも。

あと今だけコロナ対応で希望すれば、調剤薬局がお家にお薬を宅配してくれるらしい。しかも配送料の自己負担が200円だけとのこと。
ぜひ、上手にオンライン診療を利用してね

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今日の孫っぴは、ルンバに夢中で必死に追いかけっこ。
さらに、なぜか狭いところを選んで通っていた。

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Posted by さかざきひろみ at 19時13分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年05月23日(土)

アナフィラキシー [クリニック情報]

外来では、急に暑くなって汗も、湿疹の悪化など皮膚トラブルが増えている。じんましんがでるお子さんもちらほら。
学校がまだ再開されないので、感染症はほとんどない。

先日は、アナフィラキシーが2例続いた。
1例目は、ピーナッツアレルギー。
ごまだれにピーナッツが含まれていたそう。
食べた後腹痛、倦怠感、じんましんがでて来院された。
当初少し息苦しさもあったけど、来院時には軽快し、全身状態も悪くない。
グレード1の症状が複数だが、グレード2は倦怠感だけ。
厳密にはアナフィラキシーとはいえない。しかも幸いにも軽快傾向であったので、抗ヒスタミン薬とステロイドにて帰宅できた。

同日の夕方には、12歳のお子さん。
テイクアウトしたフライを食べたあとに縄跳び。
その後、急にしんどくなって来院。
じんましんがでて倦怠感が強く、嘔吐と下痢。
さらにトイレで転倒したそう。
当院に来院されたときは、顔色が悪く、手足も冷たい。
意識はしっかりあるけれど、血圧が測定しにくい。点滴のルートもとりにくい。
これは確実にアナフィラキシー。
アドレナリンの筋肉注射をして、点滴ルートもとって、救急車で、総合病院に搬送した。

1例目は原因はピーナッツとはっきりしている。
2例目は小さいとき卵アレルギーはあったが、今は何でも食べている。運動誘発性アナフィラキシーというのもあるが、普段パンなどたべて運動しても大丈夫。
もしかして、テイクアウトのフライの小麦が古くダニがいたのかもしれない。

これは、パンケーキシンドロームともいわれている。
小麦粉やホットケーキミックスなどの粉食品を室温で保存しておくと ダニが大量に繁殖する。
熱を加えても、ダニの死骸やフンでアレルギー症状を起こす。
ダニは、粉食品(小麦粉・片栗粉・乾燥マッシュドポテト・ココア・プロテイン)以外にも、かつお節・ポテトチップス・粉チーズ・チョコレート・七味唐辛子・味噌にも繁殖することがあるらしい。
予防は、きっちり密閉して冷蔵庫に保管することが大切。
特に今の時期は十分に注意したい。

そういえば、最近もう1例、テイクアウトの串カツを食べて運動したあとにアナフィラキシー。
過去には、お好み焼きやたこ焼きを食べてアナフィラキシーになったお子さんも経験した。

ただ、今は飲食店に行く人が減っているため、お店の小麦粉の消費が少なくなっているはず。保存状態によってはダニが繁殖している可能性が増えているのかもしれない。

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これは今日ラン中に見かけた景色。
近所の公園で、よく走りに行くのだけど、天気や時間によっては、こんなに素敵になるのね。
空にお月さま、夕日や朝日。
素敵な自然の景色を見つけることができるのもランの楽しみ。

Posted by さかざきひろみ at 20時57分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年05月17日(日)

慎重に [クリニック情報]

先日土曜日の外来は、少しだけ、以前のクリニックのよう。

点滴も久しぶり。
血液検査や浣腸など、ナースがあっちこっち。
そういえば傷の処置も。
さらに川崎病の入院依頼。
すぐに病院が受け入れてくれてほんとによかった。
そして、最後は大量の嘔吐の処理。
お子さんは、すぐに嘔吐するので、こればっかりは仕方ない。ウイルス性胃腸炎が流行すると、何回も優秀なうちの嘔吐処理隊の出番やった。最近はそれもほとんどなかった。

以前は(といっても2ヵ月前)こんな日々ばかりだったような.....。

逆に予防接種外来だけは以前のまま。
待合室に人があふれないように、少し人数を制限しているので、すぐに予約が一杯になる。
一般外来の時間にも接種したらいいのだけど、今はなかなか難しい。

大阪も通天閣が緑になって、少しずつ制限が解除。
だけど、まだ大丈夫ということではない。
大阪の文化は、私もそうだけど、信号が緑になると、我先にといっせいに駆け出す。
今は、それはやってはいけない。
まだ、慎重に、慎重に。

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Posted by さかざきひろみ at 19時38分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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