2023年08月24日(木)
26番 桂枝加竜骨牡蛎湯 [漢方製剤]
けいしかりゅうこつぼれいとう。
柴胡加竜骨牡蛎湯の虚弱バージョン。
エネルギッシュにドキドキしているのが、柴胡加竜骨牡蛎湯。
桂枝加竜骨牡蛎湯は、体力のない弱々しい人が、不安で動悸がしているようなイメージ。
不安、不眠、動悸、怖い夢などの症状に、元気がない、食が細い、顔色が悪いなどの症状があるときに処方する。
中身は、虚弱な人の風邪の初期につかう桂枝湯に精神安定と動悸をおさえる作用のある竜骨と牡蛎が加わったもの。
桂枝湯は小建中湯にも、柴胡桂枝湯にも含まれている。
保険適応病名を見ると、
下腹直筋に緊張のある、比較的体力の衰えているものの次の諸症。小児夜尿症、神経衰弱、性的神経衰弱、遺精、陰萎。
ちなみに竜骨は大型哺乳動物の骨、牡蛎はかきの貝殻。
こんなもんが、メンタルを安定させる作用があるのよね。
これを発見した人はほんとにすごいわ。
Posted by さかざきひろみ at 20時02分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3289
コメント
当院にかかりつけのお子さんのママに関しては、症状にもよりますが、漢方薬を処方することもあります。
お子さんが来院されたときにでも、ご相談ください。
子どもはこちらのクリニックに通わせていただいてるのですが、
親の私が漢方に興味あるのですが、私に漢方を処方していただけることはできるのでしょうか?
やはり小児科では無理でしょうか?