2026年07月12日(日)
外来状況 [クリニック情報]
外来ではお熱のお子さんが増えた。
多いのは、普通の夏風邪。
あとは手足口病、ヘルパンギーナ、溶連菌感染症など。
どれも、喉がいたくなる。
手足口病は、先週はパラパラだったけど、今週になって一気に増えた。
それで、保育園の先生方も、敏感になっているよう。
ちょっとでも手足に発疹がでたら、「手足口病かもしれないから、病院にいってください」
だけど、その中に、あせもや虫刺されなんかもある。
園で発熱したときは、手足口病かもなので、すぐに病院にいってくださいと言われ、来院されることもある。
@熱がでてすぐに来院して、
すでに、のどに水疱もあって、手足にも発疹→手足口病。
Aのどに水疱だけで、手足にはまだ発疹がない。
→翌日手足に発疹あり→手足口病。
→このままのどの症状だけ→ヘルパンギーナ。
B熱だけで、その後ものどに水疱もでないし、手足にも発疹なし→夏風邪。
Cのどが真っ赤→溶連菌。
上記の中で、有効な薬があるのは溶連菌だけ。
手足口病は、基本的には、解熱して、いつもどおりの食欲があって、元気なら登園できる。
しかしウイルスは、唾液や便から1カ月近く排出されている。
したがって、手洗いなどの感染対策は引き続き大切。
手足口病はヘルパンギーナの注意点は、のどが痛すぎるので、食べれない、水分摂取もできなくなることがある。
のどごしのよいゼリーや、とろみのついた噛まずにのみこめるものを少しずつ摂取することが大切。
牛乳やカルピスなら飲めたというケースがわりと多い。
だけど、口中に水疱があるのに、普通に食べているお子さんもいる。
痛みと食欲とどっちが強いかはお子さんによって違うよう。
手足口病は、先週はそんなにまだ多くなかったのに、朝日放送の取材があった。
この放送を見た妹からの感想は、
「姉ちゃん、顔むくんでるな」
Posted by さかざきひろみ at 07時41分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2026年07月09日(木)
シナプスの刈りこみ
先日の小児漢方懇話会で、話題になっていたお話。
特別講演の宮内先生とシンポジウムの川嶋先生の講演でお話されていた。
とっても興味深かったので、まとめてみた。
脳は生まれてから成熟するのに20年かかる。
ここで大切になるのが「シナプスの刈り込み」という脳の働き。
シナプスとは、脳の中で神経同士をつなぐ、小さな橋のようなもの。
特に5歳ぐらいまでに、脳はこのシナプスをたくさん作る。
だから脳は、よく使うものは残して使わないものを消していく。
これが「刈り込み」で、
脳が効率よく働くための大切なプロセスとなる。
この刈り込みがスムーズに進まないと、発達の問題がおこることがある。
自閉スペクトラム症(ASD)では、脳にシナプスが多く残りすぎることがあり、その結果、音や光に敏感になって、情報を整理するのに時間がかかる。
注意欠陥多動症(ADHD)では刈り込みの不足が注意のコントロールや衝動抑制が不安定となる。
また、統合失調症では逆に、思春期以降に必要なシナプスまでも刈り込まれてしまい、その結果意欲低下、うつ状態、幻覚がおこったりする。
そしてシナプスの刈りこみは、主に乳幼児期に睡眠中に起こっている。
したがって、この時期の睡眠は今後の発達に非常に重要になる。
ちなみに、これが必要な睡眠時間。
時間だけでなく、睡眠の質も大切となる。

Posted by さかざきひろみ at 18時22分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2026年07月07日(火)
第9回日本小児漢方懇話会フォーラム [学会]
7/5日曜日、あべのハルカスにて開催。
ずっと雨の予報だったけど、なんとお天気回復。
曇りだけど、ハルカスからの大阪の景色をみると元気がでる。
スタッフも受付業務のお手伝い。
彼女たちの働きぶりはほんまにすごい。
今回も多くの先生方が参加してくださった。
ライブ配信もあるのだけれど、現地参加の方が多くて、ほんとに嬉しい。
あべのハルカスの会場はほんとに素晴らしい。
今回3回目だけど、いつも明るくてよい気が流れている。
私は、裏方で、あちこち走ったり、アナウンスしたり。
時間管理はいつもドキドキ。
5分遅れだけで、うまくいった。
そして、講師の先生方は、ほんとに熱心にお話をしていただいた。そして、やはり睡眠の大切さを実感。
小さいときから、しっかり睡眠することで、その後の発達にとても影響がある。
最期のシンポジウムの総合討論はほんとに素晴らしかった。
この先生方にお願いしてほんとによかったと実感。
ちょっと感動。
懇親会にも多くの先生方が参加してくださった。
主人も予定があったのだが、夕方から片付けと荷物もちのために参加してくれた。
私と蘭子ちゃんのお洋服、ヒラヒラでまるでおそろいの色違いのよう。ほんとに偶然だけど感性ぴったり。
色々反省することもあったけど、無事に終了することができた。
ほんとによかった。
来年の10回大会は2027年7月11日(日曜日)名古屋のウインク愛知で開催予定。
皆さまの診療にお役にたてるような、しかも漢方愛が深い会を計画したい。
Posted by さかざきひろみ at 19時41分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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