第127回日本小児科学会。
今年は、ヒルトン福岡シーホーク。

学会会場

受付のところで、見つけた私のチラシ。
白がベースなので、あんまり目立たないような。
だけど可愛くて、嬉しい。
最終日にはチラシも売り切れ。これも嬉しい〜。

摂食障害、不登校、夜尿症、ワクチン、便秘、5歳児健診、思春期、栄養の問題など色々な分野の勉強。もう一度、オンデマンドで聞きたい内容もたくさん。

今回は学会会場のヒルトン福岡にステイ。
32階だったので、眺望が素敵なはずだけど、黄砂で少し残念。

お部屋からの福岡タワー側の景色。

反対側の景色。
福岡ドームって茶色の屋根なのね。

学会の合間にスイミング。
夜景も綺麗。

今回は１人行動だったので、食事は、ほぼホテルのエグゼクティブラウンジにて。博多らしいものは明太子ぐらいかな。

これは企業展示で見つけた、孫っぴへのお土産。
どれも面白そう。彼の喜ぶ顔が浮かぶ。

今回なんと8000人の参加で、現地には約4000名も。
さすがに小児科学会は桁が違う。

今日の午後は、あべのハルカス貸会議室で打ち合わせ。

今年は７月７日（日）が第７回日本小児懇話会フォーラム。
１０月２７日（日）が第５１回日本小児東洋医学会学術集会。
どちらもここで開催。
今回は７月７日の分。

名古屋からせっかくいずみーるも来てくれたのに、黄砂がすごい。大阪の空はどんより。
せっかくの景色がちょっと残念。

だけど、彼女に会えたのはめっちゃ嬉しい！

終了後は、マリオットでお茶会。

美味しいスイーツと楽しいおしゃべり。
学会の準備は色々大変だけど、楽しいこともいっぱい。
まだ先と思っていたけど、きっとあっという間。

これはいずみーるからのお土産。
美容と起立性低血圧に対するオリジナルの煎じ薬。
さらに、パックに美容クリーム。
たくさんありがとう〜。

そして今日、また新しい本の企画が。

じゅうぜんたいほとう。「だい」ではなく「たい」と読む。

補中益気湯とよく似た効果だけど、
疲労倦怠があるときに、まだ頑張れそうなときは、㊶補中益気湯。もう頑張れないときに㊽十全大補湯。
そんなイメージ。
どちらも身体を元気にする人参と黄耆が含まれる参耆（じんぎ）剤。

血虚（足りない血をおぎなう）の代表である四物湯。
気虚（消化機能が弱く気がたりない）の代表である四君子湯。
そこに、皮膚を強くして滋養強壮作用のある黄耆と、温めて気をおぎなう桂皮が含まれている。

倦怠感やだるさがあって、かつ血虚の症状
（貧血、皮膚の乾燥、皮膚のつやがない、髪の毛が抜ける、月経量が少ない、目がかすむ、筋肉のひきつりなど）があれば、十全大補湯。
悪性腫瘍の術後などにもよく処方されている。

急性中耳炎ガイドラインには、反復性中耳炎に対して「補剤である十全大補湯は、免疫賦活・栄養状態改善などを通して中耳炎罹患回数の減少効果を融資、反復性中耳炎に対する使用が推奨される。」とされている。

また肛門周囲膿瘍の急性期には排膿散乃湯が有効だが、繰り返す場合は予防といて、十全大補湯が処方される。

どちらも、2歳未満の乳幼児に多い疾患で、十全大補湯の有効性が報告されている。