2019年09月07日(土)
外来状況 [クリニック情報]
9月の最初は、例年、新学期が始まってすぐで、比較的落ち着いているのに、今年はなんかバタバタしている。
RSウイルスが流行している保育園が多い。
ただ、今週は生後1-2ヵ月のお子さんがかかって大変ということはなかった。
どちらかというと1−2才ぐらいのお子さん。ほんとにRS?と思うぐらい元気な方もいた。
例外はあるが、やはりRSは1歳未満の赤ちゃんや、先天性心疾患などの基礎疾患があるお子さんがかかると大変。
実は1才以上はRSウイルスの検査は保険適応ではない。
しかし、病気が何か診断をつけてあげたら、今後の見通しがつけやすい。ほとんどの小児科がクリニック負担で1才以上のお子さんも検査しているのが現実。
だから、どうみてもRSではないのに、園から「検査してもらってきてください、検査しないと登園できない」などと言われると、大変困ってしまう。
他に、RSのような喘鳴や高熱が続くが検査は陰性。RSウイルスに似た症状をおこすウイルスも流行っている。ライノウイルスかな?
アデノウイルス、ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染もある。
高熱がでる夏風邪もまだ流行しているよう。
小学生や中学生、比較的大きなお子さんが高熱になったり、下痢になったり体調を崩す場合もある。8月4週目から学校がはじまり、とっても暑く体調を崩してしまいやすいのかもしれない。大阪府内でインフルエンザがでているところがあって、検査したケースもあるが、今のところはすべて陰性。最近運動会は5月にするところが多いが、秋に開催されるところは、この暑さのなか運動会の練習、ほんとうに大変そう。
体調崩すと大変だが、お子さんもママも一生懸命頑張って、乗り切っている。あれだけしんどかったのに、元気に回復しているお子さんに、わたしも元気をもらっている。
Posted by さかざきひろみ at 13時38分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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