2025年01月30日(木)
70番 香蘇散 [漢方製剤]
こうそさん。
やっと70番まできた。
配合されている香附子こうぶしと蘇葉そようから命名されている。
この二つは、とくに芳香があり気をめぐらせる作用に優れる。
味も割と飲みやすい。
一言でいえば、胃腸が弱い人の風邪薬。
麻黄が含まれる漢方薬を飲むと胃にさわる人に処方する。
高齢者や妊婦さんの風邪によい。
また東洋医学での気鬱(きうつ)に有効な薬。
したがって、単なる風邪薬でなくメンタルが弱っている人にも効果的。
ほんとのうつ病の人は、西洋薬だけど、その一歩手前、また西洋薬と併用して飲むこともできる。
他には味覚障害によく処方される。
また蘇葉が蘇葉は魚などによる中毒症状の解毒に用いることがあるため、魚による蕁麻疹にも処方される。
ちなみに、お刺身に紫蘇の葉が添えられているのは昔のひとの知恵。
さらに、小柴胡湯+香蘇散は、鼻涙管閉塞や耳管狭窄にも有効。
Posted by さかざきひろみ at 18時44分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2025年01月23日(木)
69番 茯苓飲 [漢方製剤]
ぶくりょういん。
胃の中の水分がたまった状態(胃内停水いないていすい)で、胃腸の調子が悪い人に処方する薬。
胃酸過多や逆流性食道炎なども適応。
茯苓も蒼朮も、利水作用。
枳実には、胃腸の蠕動運動を調節。
胃の内容物の通過を順調にし、腹部の膨満感、痞え(つかえ)を除く。
また、茯苓飲には甘草が含まれない。
甘草は、蠕動運動を抑制。
六君子湯とよく似ている。
5つの生薬が同じで、茯苓飲には枳実が含まれ、その代わりに六君子湯には、半夏、大棗、甘草が含まれる。
六君子湯は、胃腸の弱く食欲が少ない人に適応(⇒食べたいという気持ちにならない)
茯苓飲は、どちらかというと蠕動の促進が主な仕事。
胃腸が弱いというよりも、食べたものが胃内でつかえ、停滞しているため膨満感が起こり苦しい。
食欲はあるけれど、食べたくても入らない。(⇒物理的に食べられない)
茯苓飲が効きそうな人に精神症状があったり、のどのつまりがあったりすると116茯苓飲半夏厚朴湯という薬もある。
Posted by さかざきひろみ at 16時08分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2025年01月16日(木)
68番芍薬甘草湯 [漢方製剤]
しゃくやくかんぞうとう。
こむら返りの特効薬として、とっても有名。
鎮痛、鎮痙作用のある芍薬と、
急迫症状を治す甘草の2つから構成。
漢方薬は構成生薬が少ないものほど即効性がある。
2つから構成されものは、他には喉が痛いときの桔梗湯、便秘のときの大黄甘草湯がある。
ただ、どれもずっと飲んでたら効かなくなるし、甘草が多いので、偽アルドステロン症に注意しなくていはいけない。
筋肉の痛み全般に有効なので、
腹痛にも生理痛にもよく効く。
おなかが痛くて、辛いときにどれだけ芍薬甘草湯に助けられたか。
フルマラソンの際には、こむらがえり予防のために、42.195kmを走っているときに1時間ごとに飲んでいた。
おかげで、筋肉痛もなく、楽しく走れた。
予防投与をしなかった爺は、足が痛くてほんとに辛そうだった。
あと、芍薬甘草湯はしゃっくりにも有効。
呉茱萸湯もしゃっくりに有効だけど、これはとってもまずくて飲みにくい。
Posted by さかざきひろみ at 17時58分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】



