2019年06月09日(日)
お熱シート
お熱で、受診されるお子さんたち、おでこにお熱シートを貼っていることが多い。
だけど、お熱シートは全く熱を下げる効果はない。
ただ、おでこがヒンヤリするので、何となく気分的に楽になる効果はあるかも。
実はおでこを冷やしても解熱効果はない。
ほんとに冷やして、熱を下げるには、身体の太い血管のあるところを冷やさないといけない。
場所的には、頸部、腋窩部、鼠径部など。
だけど、お子さんは熱があっても比較的元気なので、そんあところをじっと冷やさせてはくれない。
逆に、動かず、じーっとしている場合は風邪ではなく、もっとしんどい病気かもしれない。
また、お熱シートは、実は危険。
シートが、ずれて口をふさいでしまって窒息する可能性がある。特に小さい赤ちゃんは口や鼻をシートがふさいでも、自分ではがすことができない。
保育園で、熱がでたお子さんにこれを貼っているところがあるけれど、事故があったらどうするつもりだろう。そこまでいかなくてもかぶれて真っ赤になっている場合もあった。
熱がでて、冷やすのを嫌がるときは、薄着にして、しっかり水分補給。
わざわざ、お熱シートを買わなくてもよいですよ。
Posted by さかざきひろみ at 17時31分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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