2019年07月18日(木)
外来状況 [クリニック情報]
やっぱり、夏風邪が多い。
手足口病、アデノウイルス、どちらでもない熱だけの夏風邪、胃腸炎など。
先週、インフルエンザBがでたので、びっくりしたけれど、1例のみ。RSウイルスも1例のみ。
とびひがひどくなって来院される方も増えてきた。
今年の手足口病に多いのは、最初は熱だけ。
1-2日してから、手足口に水泡ができる。
だから、熱がでてすぐだと、診断ができない。
しかし、手足口病とわかってもお薬がない。
お熱は高いけれど、水分摂取ができていれば、おしっこがでて、機嫌もよければ大丈夫。
ただ、口の中の水泡が痛すぎて、全くなにも飲めない、機嫌が悪くずっと泣いているなどがあれば、早めに受診してね。
今年は、たくさん手足口病の方がいたけれど、入院はゼロ、点滴したお子さんは1例のみだった。
皆、痛くても頑張って、色々少しずつ経口摂取してくれている。お子さんは強いね。
悩ましいのは登園許可証。
手足口病は、熱や発疹などの主な症状がよくなっても、2-3週間ウイルスが排泄されている
したがって、もはや感染のおそれはきわめて低くなったため登園を許可しますという登園許可証は間違い。
本人がしっかり、食欲があって解熱して元気なら登園できる。感染力はあるけれど、登園できますという変な証明書になる。
ある保育園では、手足口病なら登園許可証はいらないけれど、ヘルパンギーナなら必要と。
これもめっちゃおかしい。
同じようなエンテロウイルスが原因で、手足口病にもヘルパンギーナにもなる可能性がある。そして、どちらも2-3週間ウイルスは排泄されている。
兄弟にうつったら、私がうつったらと心配されているが、2-3週間もお子さんを隔離なんかできない。
手足の発疹が綺麗になってもうつる可能性はある。
発疹がひどいときだけ、隔離してもいっしょ。
心がけるのはやっぱり手洗いかな。
Posted by さかざきひろみ at 18時16分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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