2024年01月07日(日)
七草がゆ [漢方薬]
今日は、七草がゆの日。
お正月のご馳走で疲れた胃をいたわって、新年の無病息災を願う日でもある。
いつも、パパと一緒に食べるのだけど、彼は学会で東京。
ひとりで食べて、パパの分は冷凍して帰ってきてからたべてもらおう。
クリスマスからお正月にかけて、ご馳走を食べる機会が多いから、胃の調子が悪い人も多い。
そんな時、西洋薬でもいいけど、漢方薬にも胃もたれによい薬がたくさんある。
胃もたれによい代表的な漢方薬は、
M半夏瀉心湯と㊸六君子湯。
はじめの5つが同じ生薬。
違いは、半夏瀉心湯は、冷やす生薬(青色)の黄芩と黄連が入っている。
六君子湯は温める生薬(赤色)がメインで、青がひとつもない。
どちらかというと、半夏瀉心湯は体力があって、食べ過ぎで胃もたれしているタイプ。胃の熱をとるといわれていて、口内炎にも有効。味はとっても苦いけど、錠剤がある。
六君子湯は、冷えが強く、虚弱な人が胃もたれしている。
体力のない人むけの漢方薬は比較的甘く飲みやすい。
他にもよく似たものに、69茯苓飲というのもある。
これは、幽門部(胃の出口)の緊張を緩和する。また、食道の運動を回復し逆流を解消。
㊸六君子湯は、胃の運動 の回復・貯留能・排出能を改善する。
六君子湯タイプで聞かないときは69茯苓飲へ。
さらに、116茯苓飲合半夏厚朴湯なるものもある。これは胃の症状があって、のどのつまり、のどの違和感や精神症状があるタイプ。
さらに胃痛には、安中散や柴胡桂枝湯など色々ある。胃カメラで何も異常がないとき、西洋薬の胃薬を色々飲んでも効かないとき。そんなときは漢方薬を試してみたい。
さらに、漢方薬は胃の症状だけでなく、心の不調も一緒に改善してくれることが多い。
Posted by さかざきひろみ at 18時58分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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