さかざKIDSブログ

2024年05月16日(木)

「XとYの法則」

先日の小児科学会のランチョンセミナーで、お話されていた田村節子先生。
臨床心理士の先生で、お話がとても面白かった。

印象に残ったのは承認する5つのレベルの話。
@結果承認(できたことを認める)
Aプロセス承認(やろうと努力していることを認める)
B行動承認(できてなくても、よかった行動を認める)
C意識承認(これからやろうとしていることを認める)
D存在承認(ただ存在していること認める)

こうやって、お子さんの色々な行動を認めてほめてあげることはとてもよいと思う。

アマゾンで調べてみたら、たくさん本を執筆されていた。
今回この2冊を購入してみた。

親と子が幸せになる「XとYの法則」
子どもにクソババアと言われたら

画像(240x180)・拡大画像(640x480)

幸せになるXの法則は、
子どもが大きくなっていくと、親が子どものために使う力はだんだん減っていく。
逆に、子どもは自分でできる力が育ち、
親と子の戦が交わる。そこが第2反抗期。
親にとって、子どもに反抗されるのは辛いけど、それは子どもが順調に成長して自立してきたことを示して、子育て成功のサイン。

画像(180x146)・拡大画像(640x521)

Xの法則になるためには、次の5つ。
 話を聞く
 やることを見守る
 ほめる
 ふれあう
 よさを理解する

幸せが遠くなるYの法則は、
交わるところがなくて、いつまでも親の力が強い場合。
子どもへの愛情から、ずっと親が力を発揮している。
そのため親と子の線が交わらずに、途中から平行になって、Yを横にした形になってしまう。

画像(180x147)・拡大画像(640x524)

Yの法則になる落とし穴は、
 口のだしすぎ
 手のだしすぎ
 あたえすぎ
 期待のかけすぎ
 きびしすぎ

でもYでもいつでも軌道修正できるので大丈夫。

田村先生いわく、「クソババア」は、子育て大成功の証とのこと。
「思春期語自動翻訳機」によると「私を信じて下さい」と翻訳できるそう。

先日、あるママから、「この子、私が話かけても無視して、ほんとにショックで」と言われた。
中学1年生のお子さん。
「ママ、それが成長だよ。○○くんの自立の一歩なの。成長したねと褒めてあげて」とお話した。

Posted by さかざきひろみ at 19時34分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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