2025年10月14日(火)
85番 神秘湯 [漢方製剤]
しんぴとう。
名前の由来は、霊験あらたかな薬効、すなわち奇跡的な治癒効果をもたらす薬ということから名づけられた。
気管支喘息や気管支炎に対する薬。
麻黄は気管支拡張、杏仁は咳止め、
柴胡は抗炎症作用がある。
さらに、気の巡りをよくするメンタルに有効な生薬がたくさん含まれるので、ストレスや精神的な問題で悪化する場合に有効。
病気のステージで、麻黄は急性期に使う生薬。
柴胡はこじれた状態のときに使う薬。
傷寒論の張仲景は麻黄と柴胡は一緒に使わないようにと言っていた。
ところが時代を経て、浅田宗伯らは時には一緒につかってもいいのではと小児喘息の切り札として用いて、「不思議によく効く薬」と評価したとのこと。
咳に対する漢方は、まずは五虎湯や麦門冬湯。
それで、いまいちのときに出番がある。
Posted by さかざきひろみ at 19時22分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3733
