2025年10月09日(木)
84番 大黄甘草湯 [漢方製剤]
だいおうかんぞうとう。
構成生薬は大黄と甘草の2つ。
構成生薬が少ないほど即効性がある。
ただ、毎日飲んでいるとだんだん効かなくなってくるので、
頓服に使うのがよいといわれている。
便秘に処方される薬だが、原典の金匱要略では、食べ終わったときに、食べたものをはく時に用いるとなっている
本来は、食べたものが胃に収まるようにする目的で用いられた。
大黄は下剤だけど、駆瘀血作用もあって、血のめぐりをよくする。
他にも、抗精神作用、抗炎症作用、抗菌作用もある。
そういったところが、西洋薬の下剤と違うところ。
錠剤もあって飲みやすい。
しかも1回2錠。
以下は以前講演のときに作ったスライド。
便秘のフローチャート
Posted by さかざきひろみ at 18時50分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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