2020年09月19日(土)

インフルエンザワクチンよくある質問 [クリニック情報]

HPにアップしたように、インフルエンザワクチンの予約を9/24木曜日から開始し、10/5(月)から接種開始します。

それにともなって現在色々なお問い合わせがあるのでよくある質問をまとめてみました。

1)いつごろ接種したほうがよいですか?
 たいていインフルエンザ流行期が12月〜3月ですが、11月に流行することもあります。さらに、11月にウイルス性胃腸炎が流行し体調を崩してしまうと接種が伸びてしまいます。
また今年は何があるかわかりませんのでできれば、早めに接種されることをお勧めします。

2)早く接種すると3月まで効果がきれてしまいませんか?
 平均的には接種後1-2週間ぐらいから抗体が上がり始め、その後約5か月間ほど持続すると言われています。しかし、ワクチンの効果持続期間は個人差があって、その人の免疫状態によって変わるので、いつまで大丈夫ですとは断定できません。また3月に流行するのはB型インフルエンザであることが多く、もともとワクチン接種しても罹ることが多いです。体調がよい間に早めに接種されることをお勧めします。

3)卵アレルギーがありますが、接種できますか?
 卵加工品を食べている方は大丈夫です。ワクチンにはごく微量の卵由来のタンパクが残っていますが、精製技術が進歩しているので、卵でアナフィラキシーショックをおこすような重篤なアレルギー以外の人は問題ないでしょう。
ご心配な方は、あらかじめご相談ください。

4)接種回数はどうすればよいですか
 接種量は6カ月〜3歳未満は0.25ml、3歳以上は0.5mlです。添付文書では13才未満は2回接種となっていますが、欧米やWHOでは毎年接種していたら有効性は変わらないとされ1回接種です。それに準じて3歳以上で毎年インフルエンザワクチンを接種しているお子さんは1回接種でもよいかと考えます。もちろんご希望の方には2回接種もします。3歳未満の方に関しましては、2回接種をお勧めします。

5)大人の接種は無理でしょうか?
 今年はワクチンの希望者が多く、当院は小児科ですので、お子さんを優先したいと考えています。申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

6)生後6ヵ月から接種可能とのことですが、1歳未満の乳児に対するワクチンは有効ですか?
 確かに、1歳未満のお子さんへのワクチンの有効性は低いと言われています。しかし、インフルエンザの唯一の予防はワクチンしかありません。また、1歳代でインフルエンザワクチンの効果が高いのは、前年(乳児期)にワクチンを接種したお子さんです。私個人の考えとしては、どちらがよいかと聞かれた場合は接種をお勧めしています。

7)他のワクチンとの同時接種はできますか?
 当院で接種できるすべてのワクチンと同時接種可能です。今年から同時接種したいワクチンもネットで一緒にご予約できます。

8)夕方に予約が取れない場合は、他の時間帯に予約をとったら夕方に接種してもらえますか?
 来院できる時間でのご予約をお願いします。予約していない時間に来院されると待合室が混み合います。できるだけ待合室が密にならないように必ず予約時間内での来院をお願いします。

9)当日になって体調が悪い時はどうすればよいですか?
 当日あるいは前もって当院を受診された方には、接種日の変更を承ります。診察にお越しいただけないときはご自分で、変更の手続きを行っていただくことになります。

10)予約した日に都合が悪くなり、変更したのですが、よい日時がありません。どうすればよいですか?
 ご家庭のご都合で変更されるときは、ご自分で行っていただいています。夕方や土曜日など、希望が多い日はすぐに予約枠が埋まってしまいます。同じ時間帯をお取りできないことも多いのでキャンセルされる場合はご注意ください。

11)咳や鼻がでていますが接種できますか?

 食欲があって元気もあり、症状が軽い場合は咳や鼻水が出ていても接種できます。保育所や幼稚園に登園できるぐらいなら接種可能です。

12)お薬を飲んでいますが接種できますか?
 病状にもよりますが、お薬を飲んでいても元気でお熱がなければ接種できます。

ほんとに色々制約が多くてすみません。
本来なら希望する方皆さんにワクチンを接種したいのですが、入荷されるワクチン数も決まっており、また私ひとりで接種できる人数にも限りがあります。
さらに今年は色々な感染対策も必要です。
ご迷惑をおかけしますがどうぞ宜しくお願い致します。
毎年、土曜日と夕方の時間はすぐに予約が埋まってしまいます。もしその時間をご希望なら早めにご予約をお願いします。

Posted by さかざきひろみ at 14時53分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年09月17日(木)

10月から [クリニック情報]

10月からワクチンの接種間隔について大幅に変わる。
今までの接種間隔は
不活化ワクチンの後は1週間
生ワクチンの後は4週間

それが、10月からは、生ワクチン→生ワクチンだけ4週間あけるが、それ以外は翌日でもOK。
もともと、海外ではこの方法で日本だけ制限が多く特殊だった。

今まではMRワクチン接種のあとは4週間あけないと他のワクチンは接種できなかった。それが10月からは翌日にインフルエンザワクチンを接種してもOK。
ただ、水痘やムンプスワクチンなどの生ワクチンどおしの場合だけは4週間あけないといけないが他は規制がなくなる。

当院では大抵1歳のときに、MR,水痘,ムンプスワクチンを同時接種しているので、次のワクチンの制限がなく予定がたてやすい。何よりも10月から接種開始のインフルエンザワクチンとの接種間隔を難しく考えずによくなる。
(インフルエンザワクチンに関しては、9/24から予約開始で、10/5から接種開始になります。詳しくはHPをご覧くださいね。)

もひとつ、ロタワクチンが10/1から定期接種になる。
8/1以降に出生されたお子さんが対象で、残念ながら7/31以前に出生されたお子さんは対象にならない。
任意接種でもほとんどのお子さんたちが接種されていたのだけど、定期になって無料になったことはほんとに喜ばしい。

あとはムンプスワクチン。
これもとってもとっても大切なワクチンなのだけど、いまだに任意接種。

Posted by さかざきひろみ at 14時49分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年09月15日(火)

早い??

最近、思春期早発症のお子さんが多いように思う。

小学生低学年ぐらいで、「もうおっぱいがふくらんできたんですが」ということで受診されるケース。
同じく低学年で、風邪やワクチンなどで久しぶりに来院され、ちょっと成長の早さに少し違和感を感じるケース。身長の伸びが急激で、何だか急に女性らしくなっている。その場合は、こちらから「ちょっと成長が早いね」と指摘する。
疑わしい場合は専門機関へ紹介してそこで確定診断される。

思春期早発を疑う基準は
女子の場合7歳6ヵ月未満で乳房発育開始
    8歳未満で陰毛、腋毛発生
    10歳6ヵ月未満で初潮

男子の場合は、9才未満で精巣容量増加
     10歳未満で陰毛発生
     11才未満で腋毛発生、変声

女子のほうはわかりやすいが、男子の場合はなかなかわかりにくい。

女の子のおっぱいが膨らんだという訴えのなかで、早発乳房というものもある。これは、2歳以下と6-8歳によくみられ自然軽快するので経過観察だけでよい。

思春期早発と早発乳房の簡単な鑑別は身長の伸びである。

「おっぱいが膨らんできた」「この子何だか成長が早い」と思ったら身長曲線のチェックが大切。

思春期早発症だと、身長曲線から外れて身長が伸びてくる。
今までの身長経過が一番参考になる。
気になるときは、ぜひ外来で相談してください。

睡眠と思春期についてついてのアンケート調査で、初潮年令は朝ごはんを食べる子 よく眠る子の方が遅いとのデータがあるそう。
調査だけで確定できないけれど、もしかして睡眠が思春期早発と何らかの関係をしているかもしれない。
どちらにしろ、早寝早起き朝ご飯は大切だ。

Posted by さかざきひろみ at 17時46分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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