2021年04月08日(木)
めばちこにも漢方 [漢方薬]
「まま、排膿散乃湯って1日何回まで飲めるん?」
これは、しょっちゅう麦粒腫(ものもらい、めばちこ)ができる娘の言葉。
いつも点眼液と排膿散乃湯で治るとのこと。
早めに飲めば良かったのだが、今回は結構腫れている。
こんなときは、越婢加朮湯も一緒の飲むと早く治る。
痛みも軽減。
抗生剤は不要。
排膿散乃湯は、化膿しているものに良く効く。
排膿作用、抗炎症作用 鎮痛作用がある。
他にもとびひ、肛門周囲膿瘍、歯肉炎、乳腺炎なんかにも有効。ぜひ常備しておきたい漢方のひとつ。
越婢加朮湯は、とにかく腫れて浮腫んでいるものに有効。
いろんな痛みにもよい。ひどい鼻閉、関節炎、ぱんぱんに腫れた虫刺され、帯状疱疹の急性期など出番が多い。
そういえ中ちゃん先生は、ものもらいのときは、葛根湯と排膿散乃湯らしい。
しかも葛根湯は1回1包、1日3回とし、排膿散及湯は1回に2包、1日3回。
そうか、いっぺんに排膿散乃湯を2回飲むという方法がある。
今度はそれを勧めてみよう。
ただ、よくものもらいになるということは、少し免疫がおちている。子育てとお仕事でちょっと疲れているのかも。
こんなときは、予防に補中益気湯がいい。
りんご、輪切りにすると、とっても食べやすい〜。
スタッフが教えてくれた。
リンゴは食物繊維が豊富、かつしっかり噛んで食べる噛む力もアップ。
Posted by さかざきひろみ at 18時52分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年03月23日(火)
二つの学会 [漢方薬]
小児の漢方関連の学会。
日本小児東洋医学会と日本小児漢方懇話会。
私が初めて参加したのは、2008年の東京での懇話会。
故広瀬先生に初めてお会いした。
なかなか処方できなかった私に、「まずは処方すること。先生が処方したらきっと効くよ」と言われた。
それをきっかけに漢方薬の処方件数が増えたように思う。
その時に、蘭子先生やかおりんにも出会った。
その後、まさかの広瀬先生のお嬢さまのいずみーるとも仲良しに。
懇話会のHPは、いずみーるが頑張って作成してくれた
小児東洋医学会に初めて参加したのは、2011年。
東北の大震災で、夏に延期されたとき。
ちょうど日本小児科学会と一緒に開催されていた。そしてこの時の会頭が蘭子先生。
あの時は、雲の上の先生やったのに、今はお友達。
まさかの一緒にパリにもいった。
人とのご縁は面白い。
最近、日本小児東洋医学会のHPがリニューアルされた。
私はこの二つの学会で子どもが大好きで漢方が大好きなたくさんの先生方に出会えた。
そして、微力ながら学会のお手伝いもさせてもらっている。
ほんとに幸せなことだ。
今年はどちらの学会もWEB開催の予定。
小児漢方懇話会は7月4日(日曜日)
小児東洋医学会は10月31日(日曜日)
実際皆さんにお会いできないけれど、今からとても楽しみだ。
お庭のチューリップ第1号。
これからの季節が一番楽しい〜。
Posted by さかざきひろみ at 18時49分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年03月20日(土)
古典も [漢方薬]
木曜日は千福先生の古典を学ぶ会。
「長沢道寿【増補能毒】〜古典的要点に学ぶ〜」
2−3年前の私ならきっと参加しなかった。
最近は、千福先生や新見先生のお話しで古典って面白い〜と思うようになった。色んな大切なことは実は全部古典に書いてある。でもなかなか読めないのが現実。
今回は、人参、甘草、黄耆、生姜、乾姜、大棗の6つの生薬のお話し。
先日出版された千福先生の本には古典語で記されていたが、本日の講演では現代語訳で説明してくださった。
千福先生の講演は、時間を忘れる。
ずっとWEB講演だったけど、やっぱりリアルがいい。
今回は先着15名だけリアル。真っ先に申し込んだ。
リアルは、気の流れやパワーを感じることができる。
声も素晴らしい。
楽しい90分やった。
千福ファミリーの皆さんともお会いできた。
写真は周子先生と。
私に美のアドバイスをいっぱいしてくれる。
千福先生の古典セミナー、是非第2弾を期待したい。
Posted by さかざきひろみ at 19時13分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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