2021年04月08日(木)
めばちこにも漢方 [漢方薬]
「まま、排膿散乃湯って1日何回まで飲めるん?」
これは、しょっちゅう麦粒腫(ものもらい、めばちこ)ができる娘の言葉。
いつも点眼液と排膿散乃湯で治るとのこと。
早めに飲めば良かったのだが、今回は結構腫れている。
こんなときは、越婢加朮湯も一緒の飲むと早く治る。
痛みも軽減。
抗生剤は不要。
排膿散乃湯は、化膿しているものに良く効く。
排膿作用、抗炎症作用 鎮痛作用がある。
他にもとびひ、肛門周囲膿瘍、歯肉炎、乳腺炎なんかにも有効。ぜひ常備しておきたい漢方のひとつ。
越婢加朮湯は、とにかく腫れて浮腫んでいるものに有効。
いろんな痛みにもよい。ひどい鼻閉、関節炎、ぱんぱんに腫れた虫刺され、帯状疱疹の急性期など出番が多い。
そういえ中ちゃん先生は、ものもらいのときは、葛根湯と排膿散乃湯らしい。
しかも葛根湯は1回1包、1日3回とし、排膿散及湯は1回に2包、1日3回。
そうか、いっぺんに排膿散乃湯を2回飲むという方法がある。
今度はそれを勧めてみよう。
ただ、よくものもらいになるということは、少し免疫がおちている。子育てとお仕事でちょっと疲れているのかも。
こんなときは、予防に補中益気湯がいい。
りんご、輪切りにすると、とっても食べやすい〜。
スタッフが教えてくれた。
リンゴは食物繊維が豊富、かつしっかり噛んで食べる噛む力もアップ。
Posted by さかざきひろみ at 18時52分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月06日(火)
見える
小さいときから、視力がよかった。
これはうちの両親の視力がメッチャいいのでその遺伝。
両親に感謝しなくちゃ。
今も裸眼で全く困らない。
眼がいいと老眼になりやすいとよく言われる。
4-5年まえぐらいから、近くのものが少し見えにくなった。
一番困ったのは針に糸を通すとき。
あと、お子さんの手にささった小さいとげをぬくとき。
そのときだけ、老眼鏡をかけていた。
ところがところがだ。
最近になって、それも裸眼で見えるようになった。
なんだか視力もよくなったのか、何でもよく見える。
何がよかったのか。
@毎日、必ず昼寝をちゃんとするようになった。
たった30分ぐらいだけど、すっきりする。
しかも、昼に予定がないときは、朝から昼寝ができると楽しみにするほど。
以前からずっと夜は21時睡眠。実によく眠る。
Aできるだけ遠くを見るようになった。
これは、眼科の先生にすすめられた。
B漢方??
私は体調に合わせて色々飲むのでこれっていうのがない。
老眼は老化なので、腎虚の薬が有効だけど、私は飲んでいない。ただ、もしかして敬震丹かな。これだけは毎朝飲んでいる。
うちは主人も娘もコンタクト。
0.01とか0.02の世界なので、めちゃくちゃ近視がひどい。
いつまで続くかわからないけど、裸眼で何でもしっかり見えるのは幸せだ。
規則正しい生活っていうのは、ほんとに大切。
早寝早起き朝御飯。運動に食事。
これらが自分の身体を作ってくれる。
アマゾンでポチした孫っぴ用品。
Posted by さかざきひろみ at 18時09分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月04日(日)
究極の選択
相変わらず便秘のお子さんが多い。
先日は、最近食欲がないとのことで来院された3歳のお子さん。
おなかがパンパンなので、
私「うんちでていますか?」
ママ「毎日でています。今日もでました。」とのこと。
私「うんちはトイレでするの?」
ママ「おしっこはトイレでできるのですが、うんちはオムツで立ってします。なんか部屋のすみっこに行って隠れてします。」
おなかがパンパンだったので、浣腸をしたらコロコロうんちがいっぱい。
母曰く「毎日でているのですが、いつもコロコロです。
これが普通だと思っていました。」
こんなケースが多い。毎日でていてもコロコロ便は、押し出し方式ででている。これは正常な排便反射ではない。
また、おしっこはトイレでできるのに、いつまでもウンチはオムツでするお子さんは排便が辛い証拠。
こんな場合、2歳以上であれば モビコールがよく効く。
よく水分とらないから便がでないですと言われることがあるが、水分をたくさんとっても、ほとんどが胃や小腸から吸収され尿となる。大腸にはほんの少しだけしか行かない。
水分摂取量は、便秘とあまり関係ない。
モビコールを水分と一緒に内服することで、その水分を大腸に送り届けることができる。結果スムーズに楽に排便できる。
なんと昨年モビコールを252名の方に処方していた。ただ、このモビコールは電解質が含まれているため、水に溶かしてのむと塩味。OS1のような味になるので飲みにくい子もいる。
何と混ぜるかで、一番多いのはリンゴジュース。味噌汁やコーンスープは全くわからないのでお勧め。ただ、モビコールの成分が65℃以上で分解されるので、40−50℃ぐらいにさましてから混ぜるのがいい。
それでも飲めない子がいる。
その時は究極の選択。
モビコールと浣腸液を見せてどちらかを選んでもらう。
たいていは頑張ってモビコールを飲んでくれる。
あとは期間。
便秘を治すのには、お子さんによって違うが長期間かかることが多い。最低でも半年から2年だが、もっと時間がかかる子も多い。途中でやめてしまうと、また一からになってしまう。
さらに排便日誌も必須。
便秘は万病のもと。
できたら、小さいうちに正しい排便反射ができるように治しておきたい。
新作3名。
これでおしまいかな。
Posted by さかざきひろみ at 14時35分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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