2022年01月23日(日)

休校、休園

近隣の小学校や保育園で休園、休校が出ている。
1日休校して、再開、だけどすぐ休校。
そして、家庭保育の要請も。
ママ達は、ほんまに大変。

新型コロナ陽性の場合、保健所への届けが必要になる。
だけど、患者さんが多すぎて、保健所からは全く連絡がこないそう。
保健所に連絡しても、ずっと話し中でつながらないとのこと。

今は、感染した場合の隔離期間は、発症した翌日から10日間。
例えば1日に発熱した場合は、11日まで自宅療養となる。
さらに3日間に症状がなければ12日から登校(園)できることになる。

濃厚接触者の定義は、同居の家族の方、またはマスクなしで1m、15分以上の接触があった人。感染した人は、症状がでる2日前から感染の可能性がある。
例えば、本日23日に発症した人は、症状が全くなくても21日から感染力がある。

濃厚接触者の方は、最後に感染した人と会ってから10日間が隔離期間となる。

濃厚接触者について詳しくはこちら

感染したのが、高校生とか大人の方だと、自宅の中で隔離もできるけど、小さいお子さんだと、なかなか隔離も難しい。
ご家庭で部屋をわけたりするのも、あちこち消毒するのも限界がある。
ご両親がずっとマスクしてお子さんに顔を見せることができないのもつらいね。

色々、制限がかかったり、辛いことが多い。
だけど、これはいつかは収束するはず。
頑張って、できるだけのことをして乗り切りたい。

じいとサッカー?

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Posted by さかざきひろみ at 10時55分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年01月22日(土)

5-11歳の新型コロナワクチン [診療]

先週水曜日に、「 5歳〜11歳の新型コロナウイルスワクチン接種について」日本小児科学会と日本小児科医会合同で報道発表を行った。

日本小児科学会の見解
日本小児科医会の見解
それを受けて、正式に特例承認された。
予定では、3月以降に接種がはじまるとのこと。

学会での見解は、12歳以上のお子さんの新型コロナワクチン接種についてとよく似ているが、まとめると

1)子どもを新型コロナウイルス感染から守るためには、まずは周囲の大人(保護者の方、学校や園の先生など)への新型コロナワクチン接種が重要である。
2)基礎疾患のあるお子さんは、重症化予防のために接種したほうが良い。
3)5歳〜11歳の健康な子どもへのワクチン接種は12歳以上の健康な子どもへのワクチン接種と同様に意義がある。メリットとデメリットを本人や保護者が十分に理解し、接種前・中・後のきめ細やかな対応が必要である。
4)接種にあたっては、接種対象年齢による製剤の取り扱いに注意が必要である。
(5−11歳用のワクチンと12歳以上のワクチンでは、製剤も希釈方法も接種量も全く異なる)

5-11歳のお子さんのワクチンの有効成分は成人の1/3で、
接種量は1回0.2ml。

副反応については、成人とほとんど同じだが、その頻度は低くなるというデータがある。
2回目接種後で、
「接種部位の痛み55.8%」「倦怠感25.9%」「頭痛19.8%」「発熱13.4%」「筋肉痛10.2%」など。

また心筋炎については、アメリカでは800万回以上の接種で、11例で、それ以上の年齢の方よりもかなり少なく、すべて軽症で自然治癒している。

以前はワクチンの発症予防効果も高いが、オミクロン株については、どちらかというと重症予防効果となる。接種すべきかどうか相談されることも多いし、保護者の方も迷われると思う。

もともと、5-11歳は重症化しにくいので、ワクチンのメリットについてはなかなか難しい。しかし、まれに重症化することもあるし、新型コロナに全く無防備で闘うことを考えるとワクチンの接種の意義はあるのではないかと。

重症化する基礎疾患があるお子さんは、もちろん接種したほうがよいが、そのご家族の場合も接種をお勧めしたい。
お子さんの場合の重症化のリスクは
慢性呼吸器疾患、脳性まひなどのように神経に障害がある場合、先天性の心臓病、ダウン症のような染色体異常、小児がんなど免疫低下しているお子さんなど。
さらに肥満もリスクとなる。

森内先生は、アメリカのお子さんが日本より重症化する理由の一つは肥満児が多いからと言われている。
コロナ禍で、肥満児がとても増えているので、そこはとても気になる。

嫌がるお子さんを無理やりにではなく、ご家庭で、しっかり話し合って接種すべきかどうか考えることが大切だと思う。

Posted by さかざきひろみ at 19時01分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

2022年01月20日(木)

足りない! [クリニック情報]

新型コロナウイルスの急激な感染拡大にともなって、クリニックでの院内PCRキットが品薄になっている。
今までは、注文したらすぐに来たのに、先週に注文したものが全然届かない。
なぜか出荷制限もかかっているとのこと。

これについては、多くの開業医の先生たちが、とても困っている。国からはできるだけPCR検査をしてくださいとお願いされているが、それができない。
キットが品薄の中、濃厚接触者の検査はやめたという先生方も多い。また、重症化する可能性のある基礎疾患がある人だけにしかPCR検査はしないという先生もいらっしゃった。

当院では院内で検査をできないので、外部の検査会社に提出することにしたが、そこも急激な検査の増加でパンクしている。
従来なら翌日には結果が判明していたが、今は3—4日かかる。
また、これ以上検査が増えるともっと時間がかかるかもしれないと言われた。
それも検査を提出したあとに、突然言われた。
結果がでるまで、本人も家族も学校もお仕事もいけない。
3-4日もかかるなら、その旨を患者さんにお話しできたのに。
ほんとに困る。
患者さんに申し訳なくて.....

抗原検査のキットも品薄になっている。
ただ、抗原検査は発症してから2日以上経過しないと偽陰性になってしまう。発熱してすぐ検査して陰性でも大丈夫といえない。
抗原検査陽性なら、陽性として考えてもよいが、陰性の場合は、怪しければ結局PCR検査となってしまう。
PCR検査が確実かといえば、これも100%ではない。

あちこちの保育所が閉鎖されるため、病院では看護師さん不足の問題も大変らしい。病院だけでなく、他の職場も大変。

とにかく色々悩ましい。

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Posted by さかざきひろみ at 18時22分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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