2018年01月16日(火)

証明書?? [クリニック情報]

今日は、久しぶりに暖かい。
寒いと少し悲しくなるので、気温が高いのは嬉しい。

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外来では、インフルエンザがどんどん増える。

あちこちの保育園や学校で流行中。
それもAもBも。6割B型、4割A型ぐらい。

勤務医だったころは、インフルエンザが流行しない年もあったはず。
開業してからは、時期は異なるが毎年流行っている。
検査キットの感度が高くなったのか、軽症の方も念のため検査を希望されるからか。

幼稚園や保育園は仕方ないが、小学校や中学校まで治癒証明書が必要なところがある。
ちゃんと「隔離期間」を守って、元気になれば証明書がなくても登校はよいかと思ってしまうことがある。
わざわざ、小中学生が元気であるのを診せにきて、書類がいるとは....。学校保健法にもインフルエンザには、医師による治癒証明書が必要とは規定されていない。
もちろん、なかなか解熱しないとか咳がひどい、食欲がないなどの症状があれば、受診が必要。

検査して、インフルエンザが陰性であることの証明書を持ってこないと登園できないというところもあって、ほんとにびっくりした。
これこそ、全く無意味だと思うし、逆に感染を拡大してしまうかもしれない。熱がでて早い時期だと検査は陰性で、翌日解熱して、陰性証明書をもって登園するケースもある。

まあ、色々悩ましい。

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これは、会計にある可愛いアンパンマン達。
私がネットで買ったものを、可愛く展示してくれた。
クリアケースは100均とのこと。
何でも100均で揃うのね。

Posted by さかざきひろみ at 17時53分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2018年01月13日(土)

痛くない! [漢方薬]

いつも飛行機に乗ったら、離着陸時にママもお子さん2人も耳が痛くなるとのこと。
それならと、五苓散を30分前に飲むようお勧めした。
ママは1包、7才と5才のお子さんには1/2包ずつ。

次に、外来に来られた時、
「先生〜、めっちゃ効きました!」

搭乗口に入ってから、350mlのオレンジジュースを買って、そこに五苓散1包入れて、3人で回し飲みしたそうな。
ちょっとずつ、ちびちび飲んで行きの飛行機では全く耳痛がなかったと。
ところが、うっかりして帰りの飛行機では飲むのを忘れたら、3人とも耳が痛くなったらしい。
ママ曰く、これから飛行機に乗る時は必ず飲みますとのこと。
ちなみに、お兄ちゃんは小建中湯など漢方を飲むことができるが妹さんは漢方が苦手。

ところが、オレンジジュース350mlに1包だと全然平気で飲めた。ママによると。ちょっとシナモン味するけど、全く漢方の味がわからないそう。

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五苓散は、飛行機の離着陸時の耳痛以外にも
@ウイルス性胃腸炎
A雨降り前の頭痛
B乗り物酔い
C熱中症予防に
D二日酔い
E脳浮腫治療などにも有効。


ほんとに五苓散は凄いくすり。
水毒体質の私はいつもたくさんバッグに入っている。

シナモン(桂皮)味が堪らなく美味しい。

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Posted by さかざきひろみ at 19時08分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2018年01月11日(木)

風邪こそ漢方 [漢方薬]

私は、風邪を引いたら、いや風邪かなって思ったらすぐ漢方薬を飲む。
先日も、ぞくぞくとして倦怠感。
これほっといたら絶対に熱がでそう。
そんな時、私はいつも葛根湯を2時間おきに内服。
先日も、2時間おきに3回ほど飲むと、すこし汗をかいてすっきり。
ただ咽もも痛くなったので、最後の3回目は葛根湯∔小柴胡湯桔梗石膏。これはちょっと応用編。
翌朝もう1回葛根湯∔小柴胡湯桔梗石膏。
これですっきり。

漢方を知る前は、咳がひどくなったり、胃腸にきてしまうといつも長引いていた。
そうなる前に、風邪のウイルスが身体の表面にいる間にさっさと漢方を飲むと早く治る。

ただ、皆が葛根湯というわけでもない。
体質によって、飲む薬が違う。

元気な子ども→麻黄湯
体力のある大人→葛根湯
体力のない大人→麻黄附子細辛湯
もっと体力のない場合→香蘇散

体力のない体の弱った高齢者の方、心臓が悪い人が、麻黄湯や葛根湯をのむとむかむかしたりドキドキして逆に体調が悪くなるから注意が必要。

私は葛根湯を一度に2包飲んでも大丈夫。
2時間おきだと深夜になってしまうときは、葛根湯2包を一気に飲んでいる。
インフルエンザぽいときは、麻黄湯のほうがよかったりする。
疲れていて冷えがひどいときは麻黄附子細辛湯。その時の状態で漢方薬を使うことができる。

また、麻黄湯や葛根湯で汗をかいたけど、再び熱が上がりさがりするときは、風邪のウイルスが体の中にまで入ったとき。症状としては、熱の他に食欲不振や口が苦くなったりする。そのときは柴胡という生薬が含まれている柴胡剤の出番。
これも、小柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯など色々な種類がある。

かぜのステージによっても薬が変わるから面白い。

とにかく風邪の初期にすぐ体に合った漢方薬を飲むことが一番。前もって処方することもできるので、またご相談くださいね。
お子さんにはやっぱり麻黄湯が一番。
(以前の麻黄湯の記事はこちら
どんなウイルスでも、インフルエンザでも診断がつかない初期に、高熱でまだ汗をかいていない時期なら有効。
今の時期、お子さんには麻黄湯を常備しておくと便利かも。

後は飲めるかどうか....。

Posted by さかざきひろみ at 19時45分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

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