2020年08月23日(日)

学会参加 [学会]

今日まで学会。
後でオンデマンドで見れるものもたくさんある。
教育講演で点数をとれるものは、結局あとでじっくり見ることに。

今回私が聞いたのは、

「the first 1000 days」
胎児期から乳児期(受胎から2歳まで)に暴露する環境は将来の健康に影響し、とくに乳児期の栄養や睡眠が大切。何をして何を食べるかで将来が変わってくる。腸内環境や外遊びも欠かせない。他には、スマホやたばこの悪影響などについても。生後3ヵ月から昼夜のリズムがついてくるので、しっかり生活リズムを整えたい。

「インフルエンザ診療と抗インフルエンザウイルス薬」は中野先生のお話し。COVID19の話ももりだくさん。日本感染症学会がだした「今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて」の内容をわかりやすく説明して下さった。さすが中野先生の講演はいつもとっても勉強になる。

緊急シンポジウム「COVID-19:小児に関わる課題と対策」もとても興味深かった。
藤岡先生が開業医の立場からのお話しをしてくださった。
COVID19の小児の特徴は
@感染しにくい
 (濃厚接触者でなければ、感染者の可能性は極めて低い
A感染させにくい
 (家庭や学校で広げる可能性は低い)
A重症化しにくい「
  (診断されても無症状か軽症が多い)
さらに、子ども達や保護者に不安を与えないようにする」と言うことがとても大切と言われたのが印象的だった。英語のセッションは日本語訳で聞いてたけど、これがわかりにくい。パパは英語で聞いた方がいいでって言ってたけど。もっとわからんわ。

「酪酸・酪酸産生菌の最新情報」
懇話会の特別講演をお願いしている内藤先生。
酪酸菌の話だけかと思ったけど、COVID19の話がもりだくさん。便からいつまでもウイルスが排出されているとのこと。トイレを流すときは、ふたをしめてね。

「機能性消化器疾患と漢方薬
—心と体をつなぐ医療を目指して—」

小児の便秘治療で有名は十河先生のお話し。

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中医学は梁先生に啓蒙されたとのこと。
㊸六君子湯はちびまるこちゃんの山根くんっぽい、歯痕舌、胃内停水があれば決まり。アレルギー性紫斑病には、西洋薬治療に加えてI柴胡桂枝湯がいい。O半夏厚朴湯+㉟四逆散、60桂枝芍薬湯+㉟四逆散の合法も使えそう。

このセッションを聞きながら孫っぴの朝食。全部食べたのにまだ欲しそうにしてたから、パンを渡したら必死でかぶりついていた。どんだけ食べるねん。

他にも、「小児アトピー性皮膚炎の外用療法テクニック」「子どものこだわりの診立てと対応」などなど。

ながら学会だったけど、色々参考になった。
土曜日は孫っぴがお泊りしたので、自宅での学会。

彼と一緒に学会参加。
これも結構面白い。

学会参加?した芦屋で見つけたバッグ。
外出したら、素敵な出会いもある。

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朝日

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Posted by さかざきひろみ at 19時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年08月22日(土)

日本小児科学会in 芦屋 [学会]

昨日から、日本小児科学会総会。
ほんとは神戸で開催されるはずだったが、すべてオンラインに。
お家からも参加できるけど、神戸の手前のベイコート芦屋で参加。

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オンライン学会は、とっても便利。
他の仕事をしながら、ご飯を食べながら。
何でもOK。これからは、オンラインが主体になるのかな。

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もちろん、恒例の朝ランも。
ちょっと暑いけど、日陰はいい感じ。海の公園が工事中で走れなかったのがちょっと残念。
ランの後は、モーニングセミナー in ジャグジー。
これもオンラインならでは。

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海を見ながらの学会。
お勉強とリゾート満喫できた。
仕事もすすむすすむ〜。

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Posted by さかざきひろみ at 20時01分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年08月20日(木)

この冬は......。

新型コロナウイルスが流行しはじめたころ、厚労省から
飛沫がおこるような処置や検査は控えるようにとのお達しがきた。
鼻吸引、吸入、咽頭や鼻腔の検査(インフルエンザ、溶連菌、アデノなど)はできるだけしない。症状だけで、インフルエンザと診断して抗インフルエンザ薬を処方するようにと。
それ以来、鼻吸引はほとんどゼロ。
吸入は、喘息発作で呼吸困難が強い子のみ。
できるだけ検査をしないが、どうしても必要なときは個室隔離と完全防備。吸入や検査をしたあとは、部屋を換気して消毒。色々とっても大変。

それが、最近、日本感染症学会の提言では、
この冬は、インフルエンザとCOVID-19が両方流行する可能性が高い。
高熱という症状だけで治療していると、COVID-19を見逃してしまう。したがってちゃんとインフルエンザの迅速検査をしたほうがよい。また、COVID-19を除外できない場合には、インフルエンザとCOVID-19の検査を同時にしたほうがよいとのこと。

同時検査、これはなかなか大変。
今のままで、普通のクリニックでのCOVID-19の検査はとても難しい。
個室隔離にして、全員が完全防備。さらに、ひとりひとり検査するたびに、大消毒が必要。
その時間帯は、他の患者さんが来院されないようにしないといけない。
たとえば、熱のある人は午後診察のみ、それ以外の方は午前中、またはオンラインでということになる。

冬にどうなるかわからないが、考えると悩ましい。

明日からは、日本小児科学会学術集会。
4月予定のものが8月に、最初はオンラインと現地開催でのハイブリッドだったが、これもすべてオンラインになった。

便利と言えばとっても便利。
でも現地開催できないのもちょっと寂しい。

今日は孫っぴと1週間ぶり〜。おばば稼業は楽しすぎる。

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Posted by さかざきひろみ at 19時01分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

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