2021年01月30日(土)
満月と週末の時間 [クリニック情報]
今週は、暖かい日もあれば、とっても寒い日も。
急に春っぽくなったり、冬になったり。
昨日は朝も夜も素敵な満月。とっても大きくてキラキラ。
写真がうまくとれなかったけど、早朝の満月はとても素敵。
駅まで歩いているときにお月さまが見えるととても幸せな気分になる。
外来では、まだスギ花粉はとんでないけど、アレルギー症状が増えてきた。
でももうすぐスギ花粉症の時期になるので、ひどい症状がでてから急にあわてないように、ご自宅に抗アレルギー薬や点眼液、点鼻薬なども準備していたほうがよい。
スギの舌下免疫療法をしているお子さんは、症状が軽くなるはず。
外来では、久しぶりにRSウイルス。
昨年は全く流行しなかった。
近くの保育園で流行している。
RSウイルスも風邪のウイルスのひとつ。
ただ生後6ヵ月未満のお子さんがかかると、呼吸器症状が強く、酸素が足りなくなることもあるので要注意。
インフルエンザはあいかわらずゼロ。
他には、ウイルス性胃腸炎が少し。
嘔吐下痢発熱がすべてそろうこともあるし、嘔吐だけ、下痢だけのケースもある。
あと、便秘のお子さんがとっても多い。
便秘日誌などをつけてもらうので、スタッフはずっとその説明をしている。
そして週末は、WEB講演がたくさん。
大阪小児科医会の学術集会は、食物アレルギーのお話し。
そして、夜は漢方jpのゲリラライブ。
2つのWEB講演の合間に、ダンスレッスン。
しかも、マンツーマン。
週末は、とても充実した時間。
Posted by さかざきひろみ at 15時15分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年01月28日(木)
マスク色々 [クリニック情報]
ニュースでマスクの効果が色々言われている。
ウレタンマスク警察なるものも。
ウレタンマスクが禁止の会社が学校もあるそう。
それぞれのマスクの効果については、豊橋技術科学大学が、スーパーコンピューター富岳によるシュミレーション結果を詳しくまとめている。詳細はこちら。
これによると、マスクをしていないときの吐き出し飛沫量を100%とすると、
不識布マスク 20%
布マスク 18-34%
ウレタンマスク 50%
フェイスシールド 80%
マウスシールド 90%
吸いこみ飛沫量は
不識布マスク 30%
布マスク 55-65%
ウレタンマスク 60-70%
フェイスシールドもマウスシールドもエアロゾルは効果なし
この結果からは、やはり不識布マスクが一番効果的。ただし、きちんと装着することが大切。
布マスクは飛沫を飛ばさないようにするには効果的だが、飛沫を吸いこんでしまいやすい。
またウレタンは息がしやすい分、飛沫も出すし吸いこみ量も多い。
ただ、よくテレビでみるマウスシールドは全く効果がない。
でもウレタンマスクがダメということではない。
実際、不識布マスクだと肌があれたり耳が痛くなる人もいる。
ウレタンマスクでもしないよりは明らかに、飛沫拡散防止効果もある。
ケースバイケースで、場面ごとに使い分けるのがベストかなと思う。
ウレタンマスクでも、咳もなく、大声で話さなければ大丈夫。
1人で外を走るとき、散歩するときなどはこれで十分。
風邪気味で咳や鼻水がでるときは、人にうつさないように、不識布マスクに変更。ただし、不識布マスクも正しくつけていないと意味がない。
私は、いつもサージカルマスクに布マスクの2重。
あと運動するときは、さすがに苦しいので、布マスク。
サージカルマスクだけでいいやんってことになるけど、なんかやっぱりお洋服やスクラブと合わせたい。
ちょっとしたことが日常を楽しくしてくれる。
これは、スタッフのママが作ってくれたマスク。
なんとぴんくまちゃんが.....。可愛い〜。
これは京都で買ったマスク。
その横はアンパンマン音頭で踊り狂う孫っぴ。
Posted by さかざきひろみ at 16時32分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年01月26日(火)
打撲にも漢方 [漢方薬]
先日、母がソファに腰かけていて滑って尻もち。
ちょっとびっくりしたが、大丈夫とのこと。
ところが、何日かして大腿部の痛み。
高齢なので、骨折の可能性もあるのではと心配した。
ただ、歩くこともできたので、
とりあえず、89治打撲一方を飲むように。
もし骨折していたら大変なことになる。
しかし、翌日痛みは随分ましになったとのこと。
念のため整形外科でレントゲンをとったらしいが、異常なし。
そういえば以前玄関でこけて青あざがいっぱいできていたが、骨折もなく、このときも治打撲一方でよくなった。
母は、スリムだが骨も強く丈夫だ。
姿勢もとってもいい。
私達がやめときと言うのだが、9kgの孫っぴを抱っこする。
出産以外で入院もしたことがない。
いつも母は、「戦争を生き抜いたから強いのよ」という。
89治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)は、名前からしていかにも打撲に効きそう。
実際に打撲、ねんざによる腫脹痛みにとっても有効。
骨折したときでも腫脹や痛みを早く軽減させてくれる。
実際、顔面打撲で顔が内出血で腫れあがった4歳のお子さんや、自転車に乗っていて、サドルで外陰部を強打した12歳の女の子にもよく効いた。
また、痛みの漢方で有名な平田先生は、骨関節の変形による痛みにもよいと話されていた。
彦根の橋本先生は、必ず持ち歩く漢方として、この89番と言われていた。ちょっとした打撲、痛みなどにいいと話されていた。ほんとに便利!
ちなみにこれは、江戸時代に日本で作られた薬。
葛根湯や五苓散は1800年前の中国。
古典も色々面白い。
Posted by さかざきひろみ at 20時04分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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