2023年04月27日(木)
15番 黄連解毒湯 [漢方製剤]
おうれんげどくとう。
解毒という名前がすごい。
なんだかとっても効きそうだが、
味のまずさもナンバーワン。
含まれる生薬の4つはすべて、熱を冷ます。
かっかしてイライラして熱くなっている時に有効。
効能効果は、
比較的体力があり、のぼせぎみで、顔色が赤く、いらいらする傾向のある次の諸症。
鼻出血、高血圧、不眠症、ノイローゼ、胃炎、二日陽、血の道症、めまい、動悸、湿疹、皮膚炎、皮膚掻痒症。
実際に、皮膚が真っ赤になって、かゆくてたまらないアトピー性皮膚炎にもよく処方されている。
あとは、二日酔い。
酒豪の先生が、黄連解毒湯と五苓散があれば、いくらでも飲めると豪語されていた。
ただ、黄連解毒湯のまずさははんぱない。
実際に、私は粉で処方したことがなく、
錠剤やカプセルで処方するようにしている。
Posted by さかざきひろみ at 19時28分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年04月25日(火)
1年で10kg??
子どもの肥満がとても増えている。
1975年から2016年にかけて世界で10倍に増えていて、この傾向がこのまま続けば、2050年には16歳未満の子どもの25%以上が肥満になるらしい。
実際外来で、久しぶりに会ったら、
1年で10kg以上増えているお子さん達がいる。
残念ながら、中年のおっちゃんみたいなおなか。
気になるお子さんたちは、身長、体重、腹囲を計測。
お腹周りが身長の半分以上、頸部の脂肪(バッファローハンプ)があるときは、将来の生活習慣病予備軍。
普通は30代で太りだし、40代〜50代で、生活習慣病になる。
10代でその状態なら、20代で病気になってしまう。
またはすでに、高脂血症、脂肪肝になっている場合もある。
実際にU型糖尿病になってしまったお子さんは、開院してから2名も。
説明したら、ママは理解できるが、お子さん達には難しい。
何よりもお子さん自身が肥満の合併症やその怖さが理解できない。
美味しいものをなんで食べちゃいけないのと思ってしまう。
お家にジュースやアイス、スイーツがあったら食べてしまう。
厳しいようだけど、ママたちにお家にこれらのものを置かないようにお話している。
でも、大きいお子さんたちは、自分たちで買えるので、それも難しい。
実は、2歳までの食習慣は8歳になっても変わらないと言われている。
お子さんの肥満を予防するためには、2歳になるまでに健康的な食習慣を身につけることがとても大切である。
今は美味しいものがあふれかえっているので、おやつは食べるけどごはんは食べないお子さんも多い。
身体の肥満は心の不健康を、もたらすこともある。
小さいときこそ、バランスのよい食事を!
デパ地下にいったら新生姜がたくさん。
もうそんな季節なのね。
私は新生姜が大好きで、いつも酢漬けにする。
お昼の野菜スープにいれて食べるとめちゃ美味しい〜。
私の食習慣は、母のおかげ。
ありがとう。
Posted by さかざきひろみ at 20時02分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年04月23日(日)
増生 [おうち]
春が早くて、先週夏日もあった。
お庭では、お花がどんどん増生。
お花の切り戻しが大変だが、カットするとさらに増生する。
マーガレットはピンクばかり。
ついつい好きな色にしてしまう。
ツツジもピンク。
アレンジのために白色も植えないと。
ハーブも増生。
ラベンダーにローズマリー
ミントにユーカリ。
そして、草花を育てるために、かかせないのが、害虫との闘い。
この3つが必需品。
切り戻ししたお花で、アレンジが楽しめる。
頑張って、お庭のお手入れをしたかいがある。
色々考えるのが楽しい。
Posted by さかざきひろみ at 17時29分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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