2026年02月10日(火)
92番 滋陰至宝湯 [漢方製剤]
じいんしほうとう。
陰を滋養するのに宝のような効能があることから命名された。
滋陰というのは、陰を潤すという意味で、発熱や炎症による脱水や低栄養状態、貧血などを改善するという意味らしい。
なんか難しいけど、身体の水分がたりなくなって乾いた状態を潤すという意味でもある。
13種類の生薬から構成されているけれど、
よく見たら㉔加味逍遙散と少し似ている。
加味逍遙散から山梔子と牡丹皮をぬいて、
+香附子+陳皮+麦門冬+貝母+知母+地骨皮。
そういえば、千福先生が加味逍遙散のデラックスバージョンと言われていた。
乾いた咳がひどくて、体力が低下しているけど、イライラしてうつっぽくなっているときに処方するイメージ。
小児科領域では出番がない薬。
また咳の漢方のファーストチョイスでないけれど、慢性化して色々無効なときに知っておくと便利かもしれない。
Posted by さかざきひろみ at 19時11分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2026年02月08日(日)
インフルエンザAとB
先週1週間はインフルエンザBが多いが、A型もちらほら。
よく「AとBとどっちがしんどいんですか?」と質問される。
一般的には、インフルエンザAの方が高熱と全身倦怠感や関節痛などの全身症状が強い。
また、感染力も強く重篤な合併症を起こしやすい。
一方インフルエンザBは、A型と比べると若干穏やかな傾向。
発熱は37度台から38度程度と緩やかであることが多い。
また、嘔吐や下痢などの消化器系の症状がでやすいと言われている。しかし、個人差が大きく、B型でも重症化するケースは十分にある。
結局は個人の体調や免疫力によってBの方がしんどかったということもある。
流行時期は、最初にA型が流行して、後れてB型が流行する。
さらに今年は両方かかっているお子さんも多い。
12月にA型、1月にB型。
1月にAもBもかかってしまったケースもある。
また、インフルエンザワクチンが効きにくいのはB型と言われている。
インフルエンザの検査は熱がでてすぐだと陰性になることが多い。
熱がでて、最低でも12時間以上経過したほうがよい。
ところがB型は前日に高熱がでても翌日解熱してしまって、そのまま登校、登園していることもある。
そのまま治ってしまっているケースもあるよう。
翌日解熱しても、念のためといって来院された方でBと診断できるお子さんも結構多い。
これから受験シーズン。
インフルエンザはかかりたくない病気のトップ。
予防はワクチンが一番大切だけど、さらに十分な睡眠とバランスのとれた食事も重要。
今日は、大阪でも初雪。でもすぐにやんでしまった。
そして、蘭子ちゃんからも山形鶴岡のお土産。
どれもとっても美味!
Posted by さかざきひろみ at 19時13分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2026年02月05日(木)
むずむず脚症候群
診察のとき、「よく足を痛がるのですが成長痛でしょうか?」と聞かれることがある。
足を痛がっても翌日けろっとしている、普通に走ったり歩いたりできるときは、問題ないことが多い。
だけど、夜にいつも痛がってなかなか眠れない、
夜寝るときは、じっとしてなくて、
ずっと足を動かしたり、昼間も貧乏ゆすりみたいにしている、
足をさすってほしいって言う、
足の違和感が続く
などがあるなら、むずむず脚症候群(レストレスレッグ症候群)の可能性もある。
むずむず脚があると睡眠が障害される。
小さい赤ちゃんの場合は、寝る時間になると非常に不機嫌になったり、寝つきが極端に悪いということで表現されることもある。
夜泣きがひどいという場合もある。
原因としては、
@ドパミンの機能障害:脳の中の神経どうしの連絡役となっている物質「ドパミン」がうまく働かなくなる
A鉄分不足:鉄は、体内でドパミンを作るのに使われているので、不足するとドパミンの量が減少し、情報伝達がうまくいかなくなる。
B遺伝:むずむず脚は、同じ家族や親族の中でかかりやすいといわれており、遺伝も関係しているといわれている。
子どもにとって、睡眠は成長発達の上でとても大切。
むずむず脚の可能性があれば、血液検査。
血清フェリチン値が50ng/ml以下であれば、鉄剤投与で軽快することもある。
夜たえず足を動かして、眠りがうまくいかないなら、むずむず脚症候群かもなので、ご相談くださいね。
Posted by さかざきひろみ at 17時06分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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