2007年10月28日(日)
インフルエンザワクチンスタート [クリニック情報]
10/22から当院ではインフルエンザワクチン接種を開始し、すでにたくさんの方に予約をしていただいています。
予約を開始して、すぐに土曜日枠、夕方の17時以降の枠が埋まってしまいました。
火曜午後枠が、インフルエンザワクチンのみなので、比較的ゆったりしていますが、ご希望のかたは、早めに予約されたほうがよいかと思います。
最近よく、「インフルエンザワクチンはしたほうがよいのでしょうか?」と聞かれます。
確かにインフルエンザワクチンをしても、インフルエンザにかかってしまうこともあります。大人のかたや学童のお子さんより小さいお子さんのほうが有効率が下がります。
しかし、小さなお子さんのほうが、インフルエンザに罹ると、合併症で重症化することもあるのです。たとえインフルエンザに罹っても重症化を防ぐという意味でワクチンは効果があるのではないでしょうか。
私も、家族もスタッフも毎年ワクチンを接種しています。
ある偉い先生が、「家に鍵をかけていても泥棒に入られることもあるが、だからといって、家に鍵をかけない人はいない。インフルエンザワクチンもこれと同じです。」
と言っていました。かなり極端すぎる例えですが、インフルエンザに対しての唯一の予防はワクチンしかありません。ご存知のように、タミフルが非常に使いにくくなりましたので、ワクチンを接種する意義は高くなったと思います。
生後6ヶ月からワクチン接種できます。さらに小さな赤ちゃんのいるご家庭ではご両親、ご兄弟と周りが接種しておくことが大切です。
ワクチンの効果が現れるまでに通常約2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が持続するとされています。多少地域差はありますが、日本でのインフルエンザの流行は12月下旬から3月上旬が中心になりますので、12月上旬までには接種をすまされることをお勧めします。
ついでに来年のカレンダー完成です。
Posted by さかざきひろみ at 15時43分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
当院では、6才未満のお子さんにはチメロサールフリーのインフルエンザワクチンを使用しています。もちろん、普通のワクチンでもチメロサールの含有量は極々微量で、お魚のまぐろに含まれるほうがはるかに多く、フリーを使用している医療機関のほうが少ないかもしれません。その理由はチメロサールフリーのワクチンは普通のワクチンの2倍の値段で供給量が少なく、充分な量を確保するのが難しいからです。当院でも13歳未満のかたもフリーにしたかったのですが、フリーを300本しか確保できず、充分な量でないため、6歳以上のかたはご希望の方だけにしています。(また、その際は3000円頂いています)
ただ、インフルエンザワクチンの予約がかなり込み合っており、その都度限界まで枠を増やしているのですが、あと少しの方しか予約できない状況になっています。もし、ご希望でしたら早めにご予約されたほうがよいかもしれません。
はじめまして。
大阪でチメロサールフリーのワクチンを接種してもらえる
病院を探しています。
こちらの病院で接種していただけるワクチンは
チメロサールが使用されている物ですか?
もしも使用されている物でしたらさかざき先生はチメロサール
についてどうお考えなのか、教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願い致します。