2021年10月14日(木)
インフルエンザワクチン [クリニック情報]
10月だけど、まだまだ暑い。
お空も夏っぽく、青と白が素敵。
ウッドデッキに寝転んで見上げていたら、
孫っぴも上を見上げて「きれいなあ」
クリニックでは、昨日からインフルエンザワクチン接種を開始。
そこで、最近よく聞かれる質問についてまとめてみた。
1)今年はインフルエンザは流行しますか?
流行しないとネットでみたので、接種しなくてもいいですか?
インフルエンザが昨年度のように、流行しないかどうかは、だれもわからない。現在、南半球では全くインフルエンザが流行していないので日本も大丈夫だろうという意見もある。
しかし、北半球でちらほら。インドやバングラデシュで流行があったそう。それが、日本に持ち込まれる可能性は十分にある。
昨年も流行がなく今年も流行しなかった場合、インフルエンザに対する免疫が低下する人が増える。そんなとき、インフルエンザが流行しはじめた、あっという間に大流行になってしまう。インフルエンザワクチンを毎年接種することで、免疫を少しずつ高めておくのも必要かと思う。
日本感染症学会でも、今年のインフルエンザワクチン接種を積極的に進めている。
(詳しくはこちら)
この中では、特にインフルエンザで重症化しやすい小児、高齢者、妊婦さんの接種が必要とされている。
2)生後6カ月ですがインフルエンザワクチンを接種したほうがよいですか?
インフルエンザワクチンは生後6カ月から接種できる。
これも色々意見が分かれるところ。
1歳未満は、接種してもあまり効果が期待できないので、赤ちゃんの周りの人、両親や祖父母、兄弟がしっかり接種していればよいという意見もある。
もちろん周りが接種することはとても大切、6カ月未満のお子さんがいるところも同様。
1歳未満で接種して、その年の抗体の上昇が少なくても、例えば来年接種することでさらに免疫はアップする。1歳代でインフルエンザワクチンの効果が高いのは前年接種していたお子さんたち。
私個人の意見としては、6カ月〜1歳のお子さんたちも接種をお勧めしたい。
3)新型コロナワクチンを接種したのですが、インフルエンザワクチンはいつ受けれますか?
新型コロナワクチンとは、2週間空ける必要がある。しかし、その他のワクチンでは、間隔をあける必要はなく、たとえば、MRワクチンを接種していても翌日の接種は可能。
土曜日と夕方のワクチン枠はすでに埋まってしまったけど、他はまだまだ余裕がある。ご希望の方は早めの接種をお勧めしたい。
Posted by さかざきひろみ at 18時43分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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