2024年03月19日(火)
㊺桂枝湯 [漢方製剤]
けいしとう。
基本的には、体力のない虚弱な人の風邪の初期に使う。
寒気がするけれど、すでに汗をかいているような場合。
自律神経が弱いタイプ。
ただ、これを単独で処方することはあまりない。
実は、これは、あらゆる処方のおおもと
桂枝湯を基礎の考えらえれた処方は100以上もある。
桂枝湯+麻黄+葛根→@葛根湯
桂枝湯の芍薬を1.5倍に→60桂枝加芍薬湯(腹痛)
桂枝加芍薬湯に膠飴→99小建中湯(胃腸虚弱)
桂枝湯+、白朮、附子→Q桂枝加朮附湯(痛み)
桂枝湯+小柴胡湯→I柴胡桂枝湯(こじれたかぜ、メンタル)
桂枝湯+竜骨、牡蛎→㉖桂枝加竜骨牡蛎湯(メンタル)
桂枝湯+当帰、木通、呉茱萸、細辛→㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯(冷え、しもやけ)
陰陽のバランスを整える生薬構成になっているため、
自汗、全身のかゆみ、しびれ、感覚障害にも適用されることがあるそう。
私自身はとても寒いときに、㊺桂枝湯と127麻黄附子細辛湯を足して飲むことが多い。
これは、桂姜棗草黄辛附湯(けいきょうそうそうおうしんぶとう)という処方になる。
身体がぽかぽか暖まる。
Posted by さかざきひろみ at 19時06分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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