2025年05月01日(木)
76番 竜胆瀉肝湯 [漢方製剤]
りゅうたんしゃかんとう。
竜胆 を含み、 瀉肝というのは、のぼせ 、 いらだち 、 頭痛 など、五臓の肝が高ぶっているのを軽減するという意味。
主には、泌尿器生殖器の炎症性疾患(膀胱炎、尿道炎、帯下)などに処方される。
竜胆は、りんどうの根で抗炎症作用が強い。
他にも黄芩、山梔子は黄連解毒湯にもはいっている。
また、利水作用の沢瀉、木通、車前子も含まれる。
車前子が入っているものはたいてい尿路系の漢方薬。
他に、尿路関係は、40猪苓湯、56五淋散、111清心蓮子飲などがある。
尿トラブルで、膀胱炎のファーストチョイスには猪苓湯。
比較的体力低下して慢性タイプには五淋散。
排尿時に灼熱感があるような炎症が強い場合は竜胆瀉肝湯。
胃腸虚弱で疲れやすい人の尿トラブルには、清心蓮子飲。
同じ尿トラブルでも色んな処方が選択できる。
Posted by さかざきひろみ at 17時45分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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