2025年05月15日(木)
水いぼクリーム
水いぼは、正式には伝染性軟属腫といって、ウイルスによる良性のいぼのこと。
肌と肌が接触して移ることが多く、アトピーなどで皮膚が弱いと、感染しやすい。
よく質問されるのは、「プールに入っても良いですか」
日本医師会のマニュアルや学校保健法では、「原則としてプールを禁止する必要はない(ただしビート板や浮き輪タオルを共有しない)」とされている。
水いぼはプールの水を介してうつるのではなく、肌と肌が接触してうつるため、集団生活でうつる機会は実際は水遊び以外にたくさんある。
だけど、今だに水いぼがあるとプールに入れない、水いぼがあると、水いぼの子だけ集めて別のプールに入るなどと、決めている園もある。
可哀そうだなあと思うのだけど、園の決定なので仕方がない。
水いぼの治療法としては以下の4つ。
1)自然に治るのをまつ
2)ヨクイニンをのむ
3)ピンセットでつまんでとる
4)水いぼクリームをぬる
ピンセットでとるのは、麻酔テープをはっても嫌がるお子さんが多く、可哀そうに思う。しかも、つぶしてもまた次々出てくる場合もある。
自然に治るまでスキンケアしながら待つのもよいけど、プールに入れない園がある。
となると水いぼクリームが一番お子さんにとって楽かもしれない。ただし、治験では80%の効果といわれているが、100%ではなく、効かないお子さんもいるかと思う。
水いぼのクリームは、正式には、銀イオン配合クリーム(3A M-BF CREAM)。
強力な抗菌作用がある銀イオンが含まれており、これは、人体にも安全な成分。
通常2週間から2か月程度で水いぼが赤く変化し、これは効果が現れてきたサイン。ただ、治る過程で炎症が強いときは、赤みが強くかぶれたように見えたり化膿しているように見えたりすることもあるそう。しかし、その後、さらに1か月前後で水いぼが徐々に消えていく。
治療開始から平均2〜3か月程度で水いぼを完治させることができるとされている。
ただ、欠点としては、保険適応でなく自費で1本2200円(税込み)かかってしまう。
だけど、塗るだけでよいので痛くないのが、一番のメリット。
Posted by さかざきひろみ at 20時01分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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