2019年11月09日(土)
外来状況 [クリニック情報]
今週も、咳をするお子さんが多かった。
気になったのは、小学生から中学生ぐらいのお子さんのマイコプラズマ感染症。
とにかく、咳がひどい。
高熱が出る場合もあるし、そうでもない場合もある。
マイコプラズマが流行している小学校もあるよう。
久しぶりの流行。
保育園幼稚園のお子さんでは、アデノウイルスや溶連菌感染症。RSウイルスは下火かな。ウイルス性胃腸炎も増えてきた。インフルエンザは1人だけ。大阪市の感染症情報では1週間に各クリニックに1人前後ぐらいとのこと。
あと、肌が乾燥する時期になってきた。
小さいお子さんもカサカサになっている。
「お風呂上りに、保湿剤塗っているのですが・・・・」
実はそれだけでは足りない。
保湿剤が皮膚についているのはせいぜい1時間ぐらい。
1時間おきに保湿は無理だが、せめて1日2回たっぷりと保湿。小さい赤ちゃんは顔をふくたびに塗ったほうがよい。
とにかくつるつるを目指したい。
そして、本日から2日間
「令和から始まる漢方トレーニングキャンプ」
初心者の先生にむけての2日間講演。
頑張ってきます!
Posted by さかざきひろみ at 13時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年11月06日(水)
可愛い訪問者 [クリニック情報]
クリニックの待合室。
トレーニングしているまごっぴ。
そう、まごっぴがクリニックにやってきた。
みんなに抱っこされて、とっても嬉しそう。
お姉ちゃんたちに愛想を振りまいている。
娘が用事があって、クリニックでお留守番。
ワクチン時間は、スタッフも大忙し。
ひとりで、院長室でママを待つ。
途中ちょっと泣いたけど、だれも来ないとわかって、
すやすやお昼寝。
また、ばあのクリニックに来てね。
今朝は、娘にもお弁当。
やはり、娘のが一番。
パパと私のはいい加減。
久しぶりに3人分。
何だか娘の学生時代を思い出す。
いつか、まごっぴには、キャラ弁作ってあげたいなあ。
Posted by さかざきひろみ at 20時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年11月02日(土)
悩ましい [クリニック情報]
今週は、アレルギー症状の方は多かったけれど、感染症はすこし落ち着いたよう。インフルエンザワクチンの予約枠もほぼ満杯。枠をふやそうかと思うのだが、それをすると一般診療にさしさわってくるし、定期接種の枠も確保できなくなってしまう。ほんとに悩ましい。
そんななか、インフルエンザ治療薬の「イナビル」のネブライザー吸入タイプが発売された。
従来のパウダータイプは、思いっきり吸い込む必要があって、小さいお子さんや上手にできないお子さんには、むつかしかった。今回のは、ネブライザーにお薬を溶かしていれて、病院で吸入するタイプ。小さいお子さんでもできる可能性がある。感染対策として使用したマスクは使い捨て。
ただ、マスクをしっかりして8分も吸入しないといけない。
小さいお子さんは、喘息や、クループの吸入を病院ですることがあるのだが、せいぜい3分がやっと。中には、吸入自体が大暴れしてできないお子さんもいる。
そんな子たちに8分もできるのか?
ママが抑えてスタッフが介助しても8分は難しいように思う。しかも、インフルエンザの流行期はスタッフが8分もそれにかかりきりになると人手が足りなくなる。また、隔離室がいっぱいになるので、時間が長引くのも大変。
メーカーの方に、小さいお子さんが8分も吸入するのは大変やわというと、きゅとんとされていた。
小児科に携わっていないと、わからないのね。
昨年、発売されたゾフルーザは、1回飲むだけでとても便利だったのだが、耐性ができやすく、日本小児科学会の見解では12才未満は慎重投与ということになった。
これも色々悩ましい。
できたら、インフルエンザにかからないのが一番だけど、毎年必ず流行する。集団生活をしていたらなおさら。その時は、お子さんに一番あった方法を考えながら適切な治療にあたっていきたい。
Posted by さかざきひろみ at 20時54分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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