2016年01月30日(土)
女医会講演会 [漢方薬]
今日は、豊中市女医会での講演会にお招きいただいた。
小児科医対象でないのは初めて。
最初この話を頂いたとき「私、小児科のことしかわからへんのやけど。」と言ったのだが、担当の方が「先生、お母さん方にも処方してはるでしょ。大丈夫ですよ。」
確かにママ達には処方している。しかし、御高齢の方はうちの両親ぐらい。また、虚証タイプの男性はまだ処方できるが、がっちりタイプはとても苦手。
それでも多くの方に漢方の良さを知ってもらいたくてお引き受けした。
「明日から役立つ漢方薬」かぜ、冷え、便秘に使ってみましょう。という演題。
小児科以外の先生方にもわかって頂けるような内容にしてみた。講演をしていると、いつもテンションがあがって、熱く語ってしまう。
抄録にのせた内容はこんな感じ
【漢方薬は、西洋薬の補完的治療として大変有効な手段です。西洋薬でうまくいかないとき、また西洋薬で効く薬がない場合、次の一手があるということはどれだけ心強いことでしょうか。今回は、日常診療でよくある風邪、便秘、冷えについての漢方治療についてお話しさせて頂きます。風邪には、西洋薬では対症療法しかありません。しかし漢方薬は、症状別の治療のほかに、風邪のステージによって、また個人の体質によって様々な処方があり、しかも即効性があります。便秘の場合、西洋薬が効かない、西洋薬ではお腹が痛くなるなどの時は漢方薬の出番です。便秘がひどい方に漢方薬を処方したところ、10年ぶりにすっきり排便できたと大変喜んで頂きました。また、冷えに対しては、西洋薬では体を温める薬はなく、漢方薬の独壇場ともいえます。漢方薬には、個人の体質によって様々な処方があり、また急性疾患にも慢性疾患にも有効です。私は、漢方薬を処方するようになって、診療の幅が広がり、毎日の外来ががとても楽しく、ある時はワクワクある時はドキドキしています。漢方薬は楽しい、そんな思いを皆さんに少しでもお伝えできればと思います。Enjoy!Happy!漢方!】
講演の後は何と懇親会にも参加させて頂いた。美味しい料理に、さらにミュージカルのアトラクションまで。
一生懸命に歌って踊る姿にエネルギーを頂いた。またアクティブで素敵な女医さんばかりで、お話ししていてとても楽しくエネルギーを頂いた。本当にありがとうございます。
ちなみに、今回の講演服。一見地味に見えるが、柄がハートと鍵の入ったがま口。フリルなんかもついている。
明日は、「千福塾」
なんと千福先生の講師育成セミナー。
今度は、1日かけて漢方のお勉強。明日も頑張るわ。
Posted by さかざきひろみ at 21時02分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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