さかざKIDSブログ

2019年04月21日(日)

日本小児科学会in 金沢 [学会]

全国の小児科医が集まる学会。
ひとつの分野でなく色々なお勉強ができる。

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私が勉強したこと
 中高生の睡眠
 中学性のヘリコバクタピロリ検診の現状。
 あとパパが一緒だったので、循環器のお勉強も。
 乳児血管腫のプロプラノロール
 心筋症のあれこれ
ランチョンでは
「小児呼吸器感染症におけるパネル検査」
なんと、色々な呼吸器感染症のウイルスや細菌をあわせて20種類の一度に検査できる。
アデノ、インフルエンザ、パラインフルエンザ、RS、ヒトメタ、コロナ、ライノ、さらにクラミジア、百日咳、マイコプラズマなど。これがあれば、たくさんの綿棒をお子さんに突っ込む必要もない。しかも1時間で結果が判明。
夢のような検査キットだけど、保険は効かない。機械もキットもかなりお高い。
クリニックレベルでは遠い話かな。でも実際総合病院などでは使用している施設もある。
いつの日かクリニックでも使用される時がくるのかなあ。

「子どもを薬剤耐性菌から守るために小児科医が今すべきこと」というシンポジウムがめちゃめちゃ面白かった。入院診療、外来診療、耳鼻科の先生の話、市民啓発について。2時間30分、ずっと釘づけ。

私も抗生剤はいざというときにとっておきたいので、普段はできるだけ処方しない。処方するのは溶連菌ととびひのときぐらい。実際に今では病院でもクリニックでも抗生剤適正使用について非常に熱心に取り組まれていた。

耳鼻科の先生のお話しは、ほんとに面白い。さらにびっくり。耳鼻科の先生は抗生剤を良く処方されることが多いけど、この先生はほとんど使われない。
急性中耳炎でも本当に抗生剤が必要なのは10%程度。診療所レベルだと1%ぐらいとのこと。
最後のお薬処方箋ではなく、説明処方箋という言葉がとても印象に残った。

土曜日夕方は、日本小児東洋医学会の運営委員会。
久しぶりに皆さんにお会いして、とても楽しい時間。漢方医は優しくて熱い!

そして、今日はモーニングセミナー
成相先生の「気道感染症における漢方薬の役割〜子どもに優しい対応を目指して〜」
かぜ、喘息発作、アデノウイルス、インフルエンザ、反復性中耳炎での漢方の役割のお話し。それよりも西洋医学的なとても詳しい説明があったので、そちらもめっちゃ勉強になった。ほんとに感染症のスペシャリストの成相先生ならではのご講演。

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そして、やっぱり皆に会うと、元気がでる。
最近、色々あったけど、二人にたくさんのパワーをもらった。蘭子ちゃんには抱きしめてもらった。
いっぱいありがとう。

子どもを愛するたくさんの小児科医の先生の集まり。
パワースポットかもしれない。

おまけ
学会の展示で、可愛いスクラブ見つけた!桐山エンタープライズという会社で、ハワイの医療機関のスタッフの方たちが着ているスクラブとのこと。
あまりにも可愛くて、この2着を注文。

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Posted by さかざきひろみ at 10時54分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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