2020年09月06日(日)
苦い薬ください! [漢方薬]
先日、オンライン受診した4歳の女の子。
もともと近くだったのだけど、隣の県にお引越ししたのでオンライン受診して下さった。
鼻がつまって苦しくて夜が眠れない、辛くて泣いているという相談。近くの耳鼻科でお薬をもらっているけど良くならない。
年少さんで、はじめての集団生活で幼稚園で色々かぜをもらってきているよう。
それで、ちょっとまずいけど漢方やったら効くよと㉘越婢加朮湯を処方。以前漢方薬を処方したときに飲めなかったので、ママも飲めるかどうか自信がないようだった。
1日3回飲むのではなくて、鼻がつまって苦しいとき、夜だけでいいよと説明。
○○ちゃんにも、画面から、「これ飲んだら、鼻がよくなるよ。苦いけど○○ちゃんはえらいから絶対飲めるよ。お薬飲んでね〜」
その後、突然クリニックに受診してくれた。
○○ちゃんは「苦いおくすりください〜」
お母さん曰く、「最初は飲みにくくて嫌そうだったけど、飲んだら鼻つまりがとっても楽になって次の日から【苦いくすりちょうだい】って飲みたがるんです。」とのこと。
またオンラインでもよかったのだけど、わざわざ来院して下さった。本人も「苦いくすり飲んだら鼻がよくなる」と私に話してくれた。
しかも可愛いおみやげも。
ほんとにありがとう。
漢方薬は飲みにくい。
だけど、効果を実感したら、小さいお子さんでもちゃんと飲んでくれる。これは、西洋薬にはあまりない。
お子さんが飲みたがる薬。
他にも、元気になる小建中湯、腹痛があっという間に治る芍薬甘草湯など色々たくさんある。
ママ達の辛い症状をとってくれることも。
「漢方薬って、すごい」と驚かれることも多い。
ほんとに多くの方に漢方薬の素晴らしさを知って頂けたらと思う。
今日は、やっと本の校正が終了。
まだまだ先は長いがちょっとひと段落。
そして、怪獣?製作にとりかかる。
Posted by さかざきひろみ at 15時02分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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