さかざKIDSブログ

2020年10月24日(土)

神戸にて [漢方薬]

今日は、兵庫県小児科医会小児医学講座での講演。
もちろんWEBで。

いつものように㉙麦門冬湯を飲んでスタンバイ。
あっという間の1時間。

今回は聴いている方は、小児科の先生方ばかり。
少しでも漢方薬を使って頂きたいと精一杯お話しした。
せめて99小建中湯だけでもいい。
できたらP五苓散、72甘麦大棗湯も役にたつ。

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もう一つの講演は有名な児童精神科の杉山先生。
これが、またとっても興味深かった。
大量の向精神薬や抗うつ薬が逆に症状を悪化させている。
慎重に減量して、ごく少量の炭酸リチウムと漢方薬の併用で良くなるケースがとても多いそう。

お子さんに薬を処方するときは
@生活習慣の改善、睡眠・食事・運動・メディアの制限
A日常生活の無理をさける
B常に副作用を意識して、高容量にしない
C漢方薬の併用
  かんしゃくに72甘麦大棗湯 
  起立性調節障害に39苓桂朮甘湯
  よくうつに83抑肝散加陳皮半夏 137加味帰脾湯
PTSDには神田橋処方 60桂枝芍薬湯+71四物湯。

発達障害の治療の基本は教育
@早期療育
A適正就学
B迫害体験を作らない 
  トラウマのない発達障害は良くなることが多い

また杉山先生が、開発されたTS(トラウマティック・ストレス)プロトコールも実践してもらった。左右交互刺激と呼吸法を組み合わせて、トラウマの内部圧力を軽減させていきます。肋骨下部、鎖骨下部、頸部、頭部のタッピングと肩呼吸を組み合わせると、身体の不快感がぬけていくそう。

今回、講演させていただいたおかげで、兵庫県小児科医会の会員でないのに、杉山先生のご講演を拝聴できた。
それが何よりも勉強になった。

それにしても、ひとつ終わった。
今日は、もう何もする気がしない。
だけど、やれなくてはいけない仕事がいっぱい。
だが、明日はまた孫っぴがくる。
彼の相手をしながらお仕事できるかな???

帰りのタクシーの中からみた神戸の空。

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Posted by さかざきひろみ at 20時07分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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