さかざKIDSブログ

2021年08月14日(土)

2回目どうしたら??

毎年、お盆も外来をしている。
普段と違って、地方のお子さん達もやってくる。
実家に帰ってきた、USJに遊びに来たなど。
さすがに、今年は遊びに来たというお子さんは少ない。

外来では、まだRSウイルスが少し。
あとは溶連菌感染症。
パラインフルエンザのような症状など。
ただ、連休明けの火曜日は高熱の方がとても多かったが、週末にかけてだんだん減少。

最近外来でよく相談されること。
患者さんのママ達から
「ワクチンうって、めっちゃ腫れた(いわゆるモデルナアーム)」「熱がでた」「ふらふらする」、「ネットでみたら怖いことばかりなので2回めが不安」などのご相談をうける。

そんな時は、いつも新型コロナに罹患したときのことを考えてみてとお話ししている。

もしかかったら、
重症化して肺炎になる可能性もある。
軽症でも、その後味覚・嗅覚障害などの後遺症で苦しんでいる人もいる。
とても軽い症状でも隔離が必要。
家族も濃厚接触者になる。
小さいお子さんを抱えているママは、お子さんと離れ離れ、または、小さいお子さんと一緒に隔離される可能性もある。

ワクチン接種後、ほとんどが腕が痛くなる。熱が出る人も多い。
でもこんな症状がでるのは、体の免疫が動いてるから。
新型コロナの免疫をつけるには、感染するかワクチンするしかない。

このワクチンはインフルエンザワクチンと違って、強力な免疫を誘導してくれる。インフルエンザワクチンとは比べものにならない。
ワクチン接種そのものや2回め接種を躊躇しているママ達にこんな話をすることが多い。

以下は、京都府立医大の内藤先生のお話し。

@インフルエンザワクチンは、血液中の抗体(IgG)ができるが、感染そのものを抑えることができない。感染にかかわる粘膜免疫で機能するIgA抗体ができない。
A新型コロナmRNAワクチンは、唾液中のIgA、IgGが増加する。新型コロナは口に感染して唾液を通して感染するので、唾液中の抗体が上昇するので、感染抑制の効果が期待できる。
B実際に新型コロナに罹患するよりも、ワクチン接種したほうが強力な抗体ができるとのこと。

最終的にどうするかは、ご本人の判断になる。
でもこうやってお話しすると、少し気持ちに整理がついて、不安がとれるよう。皆さんが心おだやかに接種ができますように。

画像(180x240)・拡大画像(480x640)

Posted by さかざきひろみ at 15時34分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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