2020年02月17日(月)

三県合同教育講演会 [漢方薬]

場所は、千里ライフサイエンスセンター
裏方で、朝8時に集合して受付のお仕事。

雨にもかかわらず、たくさんの方が来場された。

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こんな時期なので、受付やスタッフはマスク着用とのこと。
皆、マスク。
ちょっと異様かも。

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やっぱり、苦しくなるので、マスクなしでもお写真。

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受付が落ち着いてから、交代して、ちゃんとお勉強も。
私が聞けたのは、
「眼精疲労、眼不定愁訴の漢方治療」
  眼科の先生と漢方薬って珍しいと思ったのだが、演者の先生は、かの有名な山本巌先生のご子息だった。眼痛などの不定愁訴は、自律神経の乱れがあることが多い。それに対して漢方薬を絶妙に投与されていた。

「漢方製剤の効果向上のため、鍼灸治療併用の工夫」
  整形外科の先生のお話し。漢方薬だけでなく、鍼灸治療をうまく併用されていた。こんな整形外科の先生がそばにいたらいいなあ、私もこんな先生に見てもらいたいと思った。

特別講演の小川恵子先生は「難治性疾患と漢方医学」
 これは、ほんとに素晴らしかった。1時間30分釘づけ。
小児外科の先生だったので、小児の症例も多い。
色々西洋医学的に治らない疾患に漢方を処方されていた。
小川先生曰く、もっと早くから漢方薬を併用していたら、こんなに悪くなることもなかったのにと話されていた。漢方薬をどちらかというと、悪くならないように、未病の状態のほうがよい。免疫不全やミトコンドリア病のお子さんはもともと虚の状態。合併症で悪くなるまえに、もっと補剤を使ってあげたいと言われていた。

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受付のお仕事やお勉強の合間には、周子先生と漢方薬の話と言いたいところだけど、美容の話が多い。
いつも色々アドバイス。
彼女との会話はとっても楽しい。

色々楽しい時間やったけど、ただ、声がでにくくて、裏声で話していた。
今中先生が、「それが一番あかん。邪道やけど、リンデロン注射が一番早くなおるで」と教えてもらった。だけど、昨日早く寝たおかげで今日はちょっとましかな。

Posted by さかざきひろみ at 06時21分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年02月15日(土)

冷たっ! [漢方薬]

昨日からとっても温かい。
だけど、しもやけがひどいお子さんもいる。
手足がとっても冷たく、赤く腫れている。
皮膚科で、軟膏をもらっているがよくならない。

そんなときは「㊳当帰四逆呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくごしゅゆしょうきょうとう)」

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四逆と言うのは、手足が冷たいと言う意味。
この処方の中には㊺桂枝湯が含まれている。
気血をめぐらせて温めて、痛みをとる薬。
冷えて痛むものに有効。

とてもいい処方なのだが、呉茱萸が入っているのでとても苦い。それでもしもやけのひどいお子さんたちは、飲むと痛みがましになるからと飲んでくれる。

先日来院された女の子たちは、カルピス、サクランボジュースで試飲したら飲んでくれた。

私もスタッフも飲んでたが、やはり後味悪い。
試飲したスタッフは、しばらくして、「背中が熱い」と言っていた。彼女は冷え性ではないので、ちょっと飲んだだけで熱くなったよう。

毎年ひどいしもやけになる女の子は、引っ越しして遠くに住んでいるが、わざわざこれををとりにきてくれた。
すでに、しもやけがひどくなっていたが、遠いのでなかなか受診できなかったと。
彼女の近くに、漢方の大家の先生がいたので、今後はそこに行ったら何でも処方してくれるよと教えてあげた。

冷えは、万病のもと。
温活には漢方薬がとってもいい。

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明日は三県合同教育講演会。
漢方のお勉強と言いたいところだが、私は受付係。
受付嬢?として裏方で頑張ろう。

でも少しでも講演も聞きたいなあ。

Posted by さかざきひろみ at 18時22分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年02月13日(木)

もぐもぐ

孫っぴは私たちが食べるのを見るのが大好き。
お食事している顔を一生懸命みて、笑ってくれる。
もぐもぐするのを見せると、孫っぴももぐもぐ。
支えで座位もしっかり。
まだ5か月になってないけれど、これは離乳食を始めるタイミング。

さっそく、娘にもう離乳食はじめてもいいよと助言。
最初、娘の作ったおかゆは、口にいれるが半分以上だしてしまう。
娘曰く「患者さんのママたちが、この子離乳食嫌がるんです」っていうのはこういうことかと思ったと。
うちに来た時、かぼちゃとさつまいものペーストを食べさせてみる。
これは美味しかったのか、自分から食べにくる。
離乳食をあげるとき、大切なことは、口におしこまないこと。
スプーンをこちらから口にいれると、かまずに飲み込んでしまう。また、吐き出しやすかったり、嫌がることも多い。
本人が口でとらえる、自分で口をあけてパクっとするの待ってあげる。
今回は、孫っぴは口をあけて、自分でとらえてくれた。
美味しかったようで、全部食べた。
だけど、そのあと娘の作ったおかゆももぐもぐ食べるようになった。
母乳やミルクで育っているので、最初は、みんな食べるのを嫌がるのは当たり前。だけど、そこであきらめたら離乳食が苦手な子になってしまう。市販のものでもいい、食べる方法がわかれば、きっと食べてくれる。

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私が小児科医として、孫っぴにしたかったこと
1)向き癖をつくらない、頭を変形させない。
2)お肌は常につるつるで。
3)便秘させない。(腸内細菌叢を良い状態にする)
4)離乳食を早く開始する。卵・乳などの蛋白質も遅らせない。
5)甘えさせるが、甘やかさない。愛のあるスパルタで

さらに娘はもうひとつ、絶対添い乳しないと言っていた。
添い乳すると、おっぱいがないと眠れない子になると。
最初は大変だったようだが、おかげで今は孫っぴは、寝ぐずりせず、一人で寝ている。朝までぐっすり。

育児はどんどん変わっている。どれが正解ということもない。
私は自分の知識を駆使しているが、やっぱり一番はお子さんへの愛情。

Posted by さかざきひろみ at 16時56分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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