2021年03月16日(火)

めっ!

娘は小さいころもとても大人しかった。
じっとしていることが多く、私も彼女を怒った記憶がない。

ところが、孫っぴは男の子。
引き出しをあけては、色んな物を取り出してちらかす。
ティッシュの箱からどんどんティッシュをだしてしまう。
冷蔵庫もあけて、中のものを取り出していた。
あるときは保冷剤まで取り出していた。

このままではあかんと、毎回「めっ!」と怒る。
さらに、その都度、
「これは、ここから出したらあかん、ティッシュ出してしまったら、使えなくなるでしょう。
冷蔵庫の冷たいのは出したら食べれなくなる。
冷たいのばかり触ってたらお手々も痛くなる」と怒ったあとはは、必ずその理由を説明。

1歳そこそこの子がわかるかどうかは難しいが、ちゃんと理由を説明することも大切。
1回ぐらい怒っても、またすぐ忘れて同じことをくりかえす。
だけど、毎回説明していると、そのうち引き出しは開けなくなった。
冷蔵庫も触らなくなった。

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めっ!のあとのポーズ

ちなみに、孫っぴは「めっ!」と怒ると、写真のように床に倒れる。
なぜ、このようなポーズをするのかは、不明。
以前は後ろ向きに倒れて、頭をぶつけていたのだが、痛いとわかったのか、今はこのうつぶせポーズ。

最初は可愛くて、すぐよしよしと抱っこしていたのだけど、最近は寝転がっていても、私も、娘も無視。

しばらく、泣きまね?しているが、誰もこないとわかると、彼は普通にむくっと起き上がってあきらめる。

そういえば、おやつの入っている戸棚も開けなくなった。
ただ、「おやつよ〜」と言うと、その戸棚の前に走っていって座って待っている。
「お茶茶飲もうね」というと冷蔵庫の前に行って座っている。

面白い〜。

Posted by さかざきひろみ at 19時18分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年03月14日(日)

柴葛解肌湯(さいかつげきとう) [漢方薬]

お天気がよく大阪城ラン。
早咲き桜と遅咲き梅。
どちらもとってもきれい。

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桃も咲き始めていた。

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ランしながら、今日もWEB講演会。
福原慎也先生の「こんな時代だからこそ漢方を」〜コロナ禍の日常診療で有益な漢方処方〜

新型コロナウイルス肺炎で、漢方薬を処方されてうまくいった症例の説明がとてもわかりやすかった。
高熱時には、@葛根湯+109小柴胡湯桔梗石膏。
その後、微熱の時期にはI柴胡桂枝湯
解熱して回復期に㊶補中益気湯。
最終的に元気に回復された。そういえば、先日の井齋先生も急性期に@葛根湯+109小柴胡湯桔梗石膏で治療されていた。

これは、柴葛解肌湯(さいかつげきとう)と言う処方になる。エキス剤にはないので、@葛根湯と109小柴胡湯桔梗石膏を一緒に内服する。

昔、スペイン風邪が大流行したときに、浅田宗伯先生のお弟子さんの木村博昭先生が最初から高熱を出している患者さんに処方して、多くの人が助かったという話がある。葛根湯はかぜの初期の薬、小柴胡湯桔梗石膏は亜急性期の薬、これらを組み合わせることによって、初期から一気に身体の中まで炎症をおこすような強いウイルスに有効。急な高熱、グッタリして元気がなく辛い状態に使える漢方薬。
熱の原因のウイルスがインフルエンザでも新型コロナウイルス、夏風邪など何でも使える。

先日も朝から高熱で39℃の12歳の男の子。
頭痛もあって、節々が痛く、吐き気もある。
高熱ですでに汗もかいている。とてもしんどそうなので、この@葛根湯+109小柴胡湯桔梗石膏を処方。翌日には解熱し元気になった。
他にもオンライン診療をした、16歳の男の子、23歳の女子もこの処方で軽快。
漢方薬は組合わせても色々使える。

今日の新作。

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Posted by さかざきひろみ at 17時39分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年03月13日(土)

WEB講演がふたつ

外来では、鼻水、鼻閉などが多い。
「かぜですか?花粉症ですか?」と聞かれる。
くしゃみと目の症状が強いと花粉症であることが多いけど、小さいお子さんでは、明確に区別できないこともある。
他には、ウイルス性胃腸炎、またRSウイルスが流行している園もある。
もうすぐ、卒園、卒業式。
元気に参加できますように。

今日は、WEB講演が2つ
最初は、京都大学 西浦  博先生の「新型コロナウイルス感染症の伝播の特徴:数理モデルと子どもの感染リスク」
 流行のファクターは密度効果、気温、移動率、コンプライアンスと話されてた。
実際、スマホのGPSを使って、夜間の人の滞留人口を調査されている。大阪では、梅田、難波、堺東、伊丹空港。
あと、子どもの感染は、不顕性感染が多く、症状がでてもとてもマイルドとのこと。ただ、変異株では子どもの感染性が増えるらしい。
さらに、ワクチンの遅れで、今年は流行は続く。
西浦先生は、高齢者のワクチンが終わるのが夏ごろ。そのころに、また感染が増加するのではと予想されていた。

もうひとつは、井齋偉矢先生のサイエンス漢方「アレルギーと漢方」
アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症。
葛根湯+柴胡清肝湯が食物アレルギーに有効との話をされていたが、さすがに食物アレルギーは漢方薬は難しいと思う。
アトピー性皮膚炎も適切なスキンケアと軟膏塗布が一番。漢方薬は補助的かな。しかも湿疹に対する漢方薬はどれも苦くて飲みにくい。
花粉症は、漢方薬はとても有効だと思う。
鼻閉や目の腫れに即効性のあるものが多い。

今日は、ずっと孫っぴがいたので、真剣に講演を聴けなかったけど、色々勉強になった。
孫っぴと遊びながら、勉強もできる、WEB講演はやっぱり素敵。

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お庭のヒアシンス達。
これから、どんどんお花が満開になっていく〜。

Posted by さかざきひろみ at 20時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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