2022年10月29日(土)
3ヵ月で [クリニック情報]
外来では、ウイルス性胃腸炎が多い。
発熱も伴うことが多いので、新型コロナの検査もするが陰性。嘔吐だけのタイプ、下痢だけのタイプ、両方あるタイプと色々。
また、急に寒くなったりしたので、咳や鼻水が多い。
はじめて、喘息発作がでたりしている。
もともと、喘息があって定期的にお薬を飲んでいると、それほどでもないけれど、調子よくて薬をやめてしまっていた場合は、症状がひどくでている。
この時期は、喘息がでやすいので要注意。
インフルエンザワクチンを接種する方も増えてきたが、例年ほどではない。
11月になると、さらに風邪が流行って体調をくずすことが多いので、できれば今のうちに接種したほうがよいかな。
さらに、気になる新型コロナウイルス感染症が微増傾向。
もう、8波の入口??
小学校で、学級閉鎖のところもある。
大人も少しずつ増えているようで、
パパが熱がでて、お子さんたちが罹患するケースが何例かあった。
いつまで、新型コロナウイルス感染症は特別扱いしないといけないのだろうか。
そして、12歳以上の新型コロナワクチンは3回目以降の追加接種が、前回から3ヵ月で接種できることになった。(詳しくはこちら)
私達も、11月になったらなんと5回目接種。
大阪市では、
3回目、4回目は12歳以上ならOK
5回目接種は18歳以上ならOKとのこと。
対象の方たちには、随時接種券が郵送される。
さらに、3回目以降はオミクロン対応株のワクチンとなる。
ただ、5歳〜11歳の新型コロナワクチンの3回目接種は今までどおり5ヵ月以上あける必要があり、従来株のワクチン。
5-11歳のオミクロン株対応ワクチンはまだ日本では承認されていない。
8波が来る前に、大流行する前に、年内に追加接種ができたらと思う。
Posted by さかざきひろみ at 18時51分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2022年10月18日(火)
外来状況 [クリニック情報]
この1週間、お熱のお子さんはまた減った。
お熱がでてもほとんどが普通の風邪。
ヒトメタニュウモウイルスも以前より減ってきた。
久しぶりにリンゴ病や溶連菌感染症のお子さん。
一方咳や鼻水の出るお子さんは多い。
あと鼻がつまると、口呼吸になるので、咽の痛みを訴える方も多い。
鼻つまりには、なんといっても漢方薬が一番効く。
鼻がつまって、粘っこい鼻水がでるときはA葛根湯加川芎辛夷。
透明の鼻水がだらだられるときはR小青竜湯。
これはどちらも錠剤があるのでとても便利。
ただ、漢方薬の1包が6錠になる。
7才ぐらいだと3錠を1日3回。
12歳だと、6錠を1日2−3回。
しかも錠剤はわりと大きいので、飲めるかどうか実際に錠剤を見て貰ってから処方している。
鼻がつまって夜眠れないと泣いているお子さんには、㉘越婢加朮湯を頓服で。
孫っぴの透明のお鼻だらだらのときはR小青竜湯を飲んでいた。湿った咳もしていたので、95五虎湯も一緒に飲んだ。
ちょっと鼻水がネバネバになってきたので、A葛根湯加川芎辛夷に切り替え。
㉘越婢加朮湯を飲むほど症状はひどくない。
あとは、ベビーミストの生理食塩水 鼻スプレーと鼻吸引。
彼は、相変わらず漢方薬を粉のままそのままのめるからすごい。
栗たっぷりの栗ご飯。
以前から、娘はあまり栗が好きではないが、孫っぴは大好き!
Posted by さかざきひろみ at 19時55分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2022年10月11日(火)
色々承認 [クリニック情報]
先週末、いろんなワクチンが承認された。
@子宮頸がん予防ワクチンのシルガード
今までは、公費で接種できるのは、2価と4価のみ。
シルガードは9価で、さらに効果が高い。
思ったより早く承認されたのだが、実際に接種できるのは、来年の4月以降とのことで正確にはまだわからない。
今は、まだ自費でしか接種できず、3回で当院で8.1万円かかる。
実際、こちらを選択される人もいるが高額すぎる。
待った方がいいかどうかはとても難しい問題だが、
中学2年生ぐらいまでは、あと少しなので、待ってもいいかもしれない。しかし高校1年生の方は来年3月まで公費なので、早く接種をお勧めした。
キャッチアップの年齢の平成9年度生まれ〜平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日〜2006年4月1日)の方は、年齢が高いので、HPVに感染する危険もあるので、あまり待たないほうがよいのかもしれないが、このあたりはなかなか難しい。
とにかく、待っている間に定期接種の期間を逃してしまったということがないように。
A生後6ヵ月から4歳までの新型コロナウイルスワクチン
この年齢は、初回が3週間隔で3回接種。
ファイザーの発表や、アメリカのCDCによると、3回接種したときのオミクロン株に対する効果は、生後6か月から4歳の子どもで80.3%とのこと。このうち2歳から4歳では82.3%、生後6か月から1歳では75.5%
副反応の程度はほとんどが軽いか中程度。
ただ、1歳前後は定期ワクチンがたくさんあるので、まずはそれを優先したい。基礎疾患がある場合は重症化の危険があるので、接種したほうがよいかもしれない。
実際にいつから接種できるかは各自治体で違って、大阪はまだ発表されていない。
BBA5対応ワクチン
これも、自治体によって違うが10月下旬ぐらいかな。
それが、でるのを待つかどうかは難しい。
待っている間に罹患してしまう可能性もあり、接種できる機会があれば、その時期にワクチンを接種するほうがよいかと思う。
Posted by さかざきひろみ at 18時40分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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