2019年01月22日(火)
平日の夜も [漢方薬]
先週木曜日は、千福先生の漢方セミナー。
平日の夜は、早く眠りたいので、勉強会には行かないことのほうが多いのだが、千福先生のは別格。
今回は、最初におおたこどもアレルギークリニックの大田先生のお話。
「表裏で考える小児ウイルス感染症」
太田先生はウイルス感染を中医学的に分析。ほんとにすごい!
その後は、実際に症例提示をされてわかりやすいように説明して下さった。
お子さんの熱、まだ寒気があるときは温めて治すので、辛温解表剤の麻黄湯。しかし来院時は、すでに暑がっていることが多い。その場合は冷やさないといけないため辛涼解表剤の升麻葛根湯がよいとのこと。
実際私は寒気がなく、熱が目立って真っ赤になっているときは白虎加人参湯を使っていた。これも身体を冷ます薬。
ただ、白虎加人参湯はもう少し病気が進んだ状態なので、かぜの初期に熱をさますのは升麻葛根湯がいいかもしれない。めっちゃ勉強になって、講演後も色々と大田先生に教えてもらった。ありがとうございます。
そしてメインは千福先生のお話。
「アレルギー疾患〜花粉症・アトピー性皮膚炎・喘息など〜」
花粉症は水毒になっているので、冷たいものを飲むと症状は悪化する。漢方を飲むときもお湯にといてちびちび飲んだ方がBESTと言われていた。
鼻汁型は小青竜湯、鼻閉型は麻黄附子細辛湯。
これはきっと大人の場合。
お子さんで鼻閉がひどいタイプは葛根湯加川きゅう辛夷や越婢加朮湯。
あとアレルギーを治すのには消化機能をよくする、腸内細菌叢を整えることが大切。
小建中湯や黄耆建中湯がいい。
古典には小建中湯は「栄衛の不和を調う」と書いてあるらしい。これは栄養と免疫を良くすると言う意味。
確かにそのとおり。
何より千福先生のお話しはパワーがあって元気がある。
会場全体が千福オーラに包まれる。
何だか心と身体に良い気が流れているよう。
今回は藤谷先生と板金先生もご一緒させて頂いた。
お席も近くで色々話ながら(すみません)講演を聞いてたので、とても楽しかった。
最後に千福先生と記念写真。
Posted by さかざきひろみ at 18時49分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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