2020年02月07日(金)
狂犬病ワクチン [クリニック情報]
海外への転勤や留学の際、色々なワクチン接種が必要。
ただ、今まで狂犬病ワクチンは取り扱っていなかった。
しかし、狂犬病は、日本・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドの一部の国を除いて、全世界で分布している。狂犬病のリスクのない国が減ってきているので注意が必要。
これは狂犬病のリスクのある国。
アジアとアフリカは真っ赤で要注意。
そして、今日は狂犬病ワクチンの勉強会。
関係ないけど、これはロタリックス弁当らしい。
何でも元タカラジェンヌのプロデュース。
女子が好きそうな可愛らしいお弁当。
狂犬病ウイルスに感染してる動物に咬まれたり傷口をなめられたりすることで発症する。
しかも発症したら100%死に至る。
世界では年間5-6万人が狂犬病で亡くなっているらしい。
ほんとに恐ろしい。
日本は大丈夫だが、アジアは一般的に高リスク。
狂犬病ワクチンだけトラベルクリニックに行くのも大変なので、当院でも取り扱うことにした。
さらに、もし海外で狂犬病のおそれのある動物に咬まれたときは、その後の曝露後接種も大切。あらかじめ予防接種をしていたら、それも2回ですむ。
接種していない場合は、5-6回の接種が必要となるが、発展途上国ではワクチン接種ができないところもあるかもしれない。
高リスクの国に行く前に、ぜひ日本での接種をお勧めしたい。
Posted by さかざきひろみ at 16時54分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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