2021年01月31日(日)
便秘! [クリニック情報]
外来では便秘のお子さんがとっても多い。
私が、便秘を見逃してはいけないと思っているので、よけいみつかる。
便秘を主訴に来院されるケースもあるが、それ以外も結構ある。
@かぜなど別のことで来院され、診察でおなかがはっているので、お聞きしたら、そういえばいつ便がでたがよく覚えていないケース。浣腸したら大量の便。
A腹痛で来院されて、便秘についてお聞きしても毎日出ているとのこと。しかしおなかのレントゲンをとったら大量の便がある。この場合浣腸すると、やっぱりものすごーく便の量でママもびっくり。
このように、ママが気にしている場合もあれば、全く気付かれていない場合もある。
毎日便がでていても少量であったり、コロコロ便だと便秘が隠れている。
腸内環境が悪いと、免疫力が低下したり、生活習慣病、大腸がん、うつな気分になりやすい。
便秘は是非とも小さいうちに改善し、正しい排便習慣を身につけることが大切。
大きくなってからでは、なかなかわかりにくい。
朝トイレに1-2時間こもっているので、学校にいけないケースも多い。
トイレトレーニングで、おしっこはトイレでできるけれど、いつまでたっても便はオムツにしかしない、トイレにこもる時間が長い、肛門周囲がいつも赤くてあれている などがあれば、便秘が隠れていることもある。
さらに便秘はすぐには治らない。
たいてい1-2年、大きいお子さんだと、便秘の時期が長いので、もっと時間がかる。
便秘の悪循環をたちきって、正常な排便反射を取り戻すのにとても時間がかかってしまう。途中でやめてしまうと、またもとにもどる。小さいうちに治すためには、便秘日記、定期的通院、根気よく続けないといけないので、ママの努力もかかせない。
今日増えた仲間たち
Posted by さかざきひろみ at 15時01分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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