2021年02月28日(日)
大野先生の漢方セミナー [漢方薬]
今日は、大野修嗣先生のwebセミナー「春の漢方」
実は近畿小児科学会も今日。
ちょっと同時に聴いてみたけど、さすがに頭が変になりそう。
近畿小児科学会はオンデマンドにすることに。
大野先生のご講演は、
メインは花粉症。
第一選択はR小青竜湯
無効な場合→竜虎湯(R小青竜湯∔95五虎湯)
さらに無効→大青竜湯(㉘越婢加朮湯+㉗麻黄湯)
冷えがひどい→竜附湯(R小青竜湯+127麻黄附子細辛湯)
眼の症状がひどい→㉘越婢加朮湯
鼻閉が目立つ→A葛根湯加川芎辛夷
いつもどおりのええ声でとってもわかりやすいご講演。
外来でも花粉症は先週からどっと増えた。特に目の症状がひどい。
先週土から月にかけて、スギが一気に飛散した。。
お薬が全然ない状態で来院された方は、眼がはれて真っ赤、
鼻閉もひどい。この場合は西洋薬の内服、点眼、点鼻薬、さらに漢方薬を総動員。
昨年の薬が少し残っていた場合は、ちょっとまし。
舌下免疫療法をしているお子さんはほんとに軽い!
全く症状のない場合もある。
やはり、スギの舌下免疫とっても有効。
今は開始できないけど、
GWあけにはスギの舌下免疫療法ができるので、忘れないでね。
あと12歳以上でスギアレルギーが強いお子さんは、ゾレアという注射の治療もある。
これは、抗体が免疫細胞に結合するのを防ぐことでアレルギー症状をおこしにくくする。
投与出来る人は
12歳以上
スギIGEクラス3以上、総IGE1500以下。
体重やIGEの値で2週または4週に1回注射を2-5月の間投与。
でも、注射は痛いから絶対嫌って言われることが多いね。
今週の新作
悪役にもチャレンジ。
Posted by さかざきひろみ at 07時21分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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