2021年02月11日(木)
こむら返りには漢方 [漢方薬]
こむら返りと言えば、68芍薬甘草湯がとっても有名。
たいてい1包内服するとよくなるが、2包のむとほとんどが軽快。
マラソンやゴルフ、ダンスなど運動する人にはかかせない。
私はこむら返りにはならないけど、渋り腹でおなかが痛くなるときに、芍薬甘草湯がめっちゃ効く。
毎晩こむら返りが起こるので、芍薬甘草湯を毎日飲んでる人もいる。
芍薬甘草湯は甘草が6gあり、長期間飲んでいると偽アルドステロン症がおこることもある。お子さんはほとんど気にしないでよいが高齢者は要注意。
血圧が上がったり、むくんだり、血液のカリウム値が下がる。
芍薬甘草湯を2包飲んでもいまいち、毎日飲む必要がある場合は、予防に53疎経活血湯がお勧め。
これは、漢方jpで土倉先生に教えてもらった。
それで、実際に毎晩のようにこむら返りがあって、芍薬甘草湯2包飲むと少しましだけどやはり辛い。そんな方に疎経活血湯を眠前に処方したところ、芍薬甘草湯を飲む回数が物凄く減った。
ただ、疎経活血湯はとっても苦いので、前もって言っておいたほうがよい。
実際飲めた人に聞いてみたら「こむら返りの痛さを思うと苦いのは全然まし」らしい。
こむらがえりの原因は、
@ 激しい運動などによる筋肉疲労や脱水
A マグネシウム不足
B 冷えなどによる血行不良
C 加齢による筋肉の衰え。
疎経活血湯はBとCに効いているのかな。
彦根の橋本先生は、しょっちゅうこむら返りを起こす人はMgが足りないのでにがりを飲んだらよいとも話されていた。
血液検査でMgの値が低くなくても、にがりが効くそう。
とにかくこむら返りは、とっても辛い症状。
漢方薬やにがりが有効なことが多いので、ぜひ試してみてね。
今日は、暖かい。春はもうすぐ。
今日の新作。
何だか、まこもちゃんが大きい??
Posted by さかざきひろみ at 18時45分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年02月09日(火)
100個以上 [クリニック情報]
スタッフとのお誕生会。
コロナのことで、最近は、一緒に食事もしないし、みなで集まることもない。
唯一、このときだけ全員集合。
もちろんケーキはソーシャルディスタンスをとって食べる。
2月はYちゃんのお誕生会。
彼女とはもう16年のお付き合い。
それにしても、クリニックを開院して16年。
お誕生会はいったい何回しただろう。
100回以上は確実。
私達はクリニックで100個以上のホールケーキを消費した。
ケーキはいつ食べても幸せの甘い味。
しばらくお誕生会ないなあ。
お雛様ケーキでも注文しようか。
鬼滅の刃の折り紙たち。
診察室に、きれいにレイアウトしてみた。
スタッフがちゃんと調べて柱たちの並び順も教えてくれた。
ますます可愛い。
さらに、仲間が増えていく〜。
折り紙って素敵だわ。
Posted by さかざきひろみ at 17時21分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年02月07日(日)
毎年変わる
外来では、学校や幼稚園、保育園にだす食物アレルギーの書類をとるにくるお子さんも増えてきた。一生懸命少しずつ食べて、食べれるようになって解除できる場合もある。
だけど、3歳こえてしまうと、今まで食べてはだめって言われていたものを、さあ少しずつ食べようっていっても嫌いになってなかなか食べれないケースも多い。
先日の今井孝成生成のWEB講演で、2020年の即時型の食物アレルギーの年齢による原因食物の順位(初発例)をお聞きしたので、表にしてみた。
木の実類の中では @クルミ Aカシューナッツ Bアーモンド
果物の中では @キウイ Aバナナ B桃 Cリンゴ Dサクランボ
これを見ると、以前と違って、1歳すぎから魚卵や木の実が増えていることがわかる。
魚卵で多いのイクラ。1-2歳児でもいくらを食べて、全身じんましんで受診されることもよくある。前回西九条休日診でも2歳の子がいくらをたべてアナフィラキシーでは運ばれてきた。
3-6歳時の1位はなんと木の実。ちょっと予想外。
健康志向の高まりで、国内消費量の増加が原因とのこと。
ナッツ類は、菓子類やドレッシングなど様々加工食品に使用されており、ナッツそのものを食べるだけではなく、知らず知らずのうちに摂取してしまうことも多い。
そういえば、私もおやつは、ナッツを食べることが多い。
自宅にナッツを置いているお家も多い。
お子さんが肌荒れがあった場合、卵と同じように皮膚から感作されて感作されるのかもしれない。
7歳以上の果物類は、花粉症との交差反応、また小麦が増えてくるのは運動誘発性の食物アレルギーが増えてくるかららしい。アレルギーの原因も年々色々変化する。
今日の新作。
メインキャラクターは作ってしまったので、これから脇役。
いつも、来院されるお子さんたちに、「次は何をつくるのがいい?」と聞いている。
Posted by さかざきひろみ at 17時20分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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