2021年02月02日(火)

鬼はそと、福はうち

今日は節分。
2月3日でないので、ちょっとしっくりこない。

節分は立春の前の日で、今年は暦の関係で2月3日が立春のためこうなったらしい。

節分といえば、豆まきに恵方巻。
孫っぴも保育園で節分行事を楽しんでるのだろう。でも。小さいお子さんがいるおうちは豆まきには注意。

消費者庁から、硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないでとの勧告。
今まで3歳までだったのが、節分を前に5歳に引き上げられた。
その要因は、2010年12月から2020年12月末までに、4歳以下の子どもの食品による誤えんの事故が164件。このうち、5歳以下の事故が141件で、全体の86%だったから。

特に節分の豆は、乾燥していて軽いことから、飲み込む準備ができていないときに、のどに詰まることがあるのだという。
また、小さく砕いた場合でも、気管に⼊りこんでしまうと、肺炎や気管⽀炎になるリスクがある。さらに、食べる態勢も大切。物を⼝に⼊れたまま、⾛ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤嚥する可能性が高い。

小さい子は何でも口にいれるので、床に落ちている豆を食べてしまうこともある。豆まきしたあとはしっかりお片付け。

そういえば、病院勤務のころ、
突然のチアノーゼ、呼吸困難で2歳の子が搬送されて来た。

母親の自転車の前にのって、アイスをたべていて突然むせだしたと。
胸部レントゲンでは片肺で明らかに異物誤嚥。
しかし、アイスなんかで誤嚥して肺炎にはならない。
結局気管支鏡で摘出されたものは膨化したピーナッツ。

実は、1週間ほど前に、パパが食べていたピーナッツを食べたらしい。そのときには少し咳をしたそうだが、元気だったので気にしていなかったとのこと。
ピーナッツがおそらく小さかったので、その時はわからなかったが、時間がたつにつれて膨化しある日突然せき込んで、太い気管支の方につまった。
幸い、その子は後遺症なく助かったが、ピーナッツなどのナッツ類はほんとに怖い。十分に気をつけたい。

Posted by さかざきひろみ at 18時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年01月31日(日)

便秘! [クリニック情報]

外来では便秘のお子さんがとっても多い。
私が、便秘を見逃してはいけないと思っているので、よけいみつかる。

便秘を主訴に来院されるケースもあるが、それ以外も結構ある。

@かぜなど別のことで来院され、診察でおなかがはっているので、お聞きしたら、そういえばいつ便がでたがよく覚えていないケース。浣腸したら大量の便。
A腹痛で来院されて、便秘についてお聞きしても毎日出ているとのこと。しかしおなかのレントゲンをとったら大量の便がある。この場合浣腸すると、やっぱりものすごーく便の量でママもびっくり。
このように、ママが気にしている場合もあれば、全く気付かれていない場合もある。

毎日便がでていても少量であったり、コロコロ便だと便秘が隠れている。

腸内環境が悪いと、免疫力が低下したり、生活習慣病、大腸がん、うつな気分になりやすい。

便秘は是非とも小さいうちに改善し、正しい排便習慣を身につけることが大切。
大きくなってからでは、なかなかわかりにくい。
朝トイレに1-2時間こもっているので、学校にいけないケースも多い。

トイレトレーニングで、おしっこはトイレでできるけれど、いつまでたっても便はオムツにしかしない、トイレにこもる時間が長い、肛門周囲がいつも赤くてあれている などがあれば、便秘が隠れていることもある。

さらに便秘はすぐには治らない。
たいてい1-2年、大きいお子さんだと、便秘の時期が長いので、もっと時間がかる。

便秘の悪循環をたちきって、正常な排便反射を取り戻すのにとても時間がかかってしまう。途中でやめてしまうと、またもとにもどる。小さいうちに治すためには、便秘日記、定期的通院、根気よく続けないといけないので、ママの努力もかかせない。

今日増えた仲間たち

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Posted by さかざきひろみ at 15時01分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年01月30日(土)

満月と週末の時間 [クリニック情報]

今週は、暖かい日もあれば、とっても寒い日も。
急に春っぽくなったり、冬になったり。

昨日は朝も夜も素敵な満月。とっても大きくてキラキラ。
写真がうまくとれなかったけど、早朝の満月はとても素敵。
駅まで歩いているときにお月さまが見えるととても幸せな気分になる。

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夜の満月

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早朝の満月


外来では、まだスギ花粉はとんでないけど、アレルギー症状が増えてきた。
でももうすぐスギ花粉症の時期になるので、ひどい症状がでてから急にあわてないように、ご自宅に抗アレルギー薬や点眼液、点鼻薬なども準備していたほうがよい。
スギの舌下免疫療法をしているお子さんは、症状が軽くなるはず。

外来では、久しぶりにRSウイルス。
昨年は全く流行しなかった。
近くの保育園で流行している。

RSウイルスも風邪のウイルスのひとつ。
ただ生後6ヵ月未満のお子さんがかかると、呼吸器症状が強く、酸素が足りなくなることもあるので要注意。
インフルエンザはあいかわらずゼロ。

他には、ウイルス性胃腸炎が少し。
嘔吐下痢発熱がすべてそろうこともあるし、嘔吐だけ、下痢だけのケースもある。

あと、便秘のお子さんがとっても多い。
便秘日誌などをつけてもらうので、スタッフはずっとその説明をしている。

そして週末は、WEB講演がたくさん。

大阪小児科医会の学術集会は、食物アレルギーのお話し。
そして、夜は漢方jpのゲリラライブ。
2つのWEB講演の合間に、ダンスレッスン。
しかも、マンツーマン。

週末は、とても充実した時間。

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Posted by さかざきひろみ at 15時15分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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