2021年02月21日(日)
太陽のビタミン
それは、ビタミンD。
皮膚が日光にあたると生成されるのでそう呼ばれている。
しかし、今ビタミンDが低い人がとっても多い。
特に日本人は、紫外線をガードするため、ビタミンD不足に陥りやすい。女性の8割以上、男性の6割以上が不足しているとのこと。
母乳ばかりで離乳食を食べないお子さんだけと思っていた。
学校に行けなくてずっと家にいるお子さんたちの検査をすると、ビタミンDの値がかなり低い。ママたちが皮膚科で検査してもらった値もとても低い。なんと、一けたの場合もあってびっくり。
ビタミンDは、魚やキノコ、卵黄に多く含まれているが、食べ物だけで必要量をとるのはとても難しい。そのために適度な日光浴をして紫外線によるビタミンDの生成が必要。
「夏期は15分から30分程度、冬季は1時間程度」がビタミンD生成のために推奨される日光照射時間。
私のように、日焼け止めや日傘でガードしていたら、多分日光からのビタミンDはほとんど生成されない。
外遊びのときも日焼け止めを塗っていた1歳のお子さんもとても低かった。この子は母乳メインで偏食だった。母乳のビタミンD濃度はミルクの半分以下。ミルクを1000ml飲んでやっと乳児の1日の必要量のビタミンD400単位が摂取できる。
ビタミンDが不足すると
@ 骨と歯が弱くなる。最悪の場合、子どもはくる病、大人は骨軟化症や骨粗しょう症になる
A 免疫力が低下して、感染症にかかりやすい
B アレルギーになりやすい
C 将来、糖尿病やがんになりやすいという報告もあり。
今は、コロナの関係でAが注目されている。
日光をたっぷり浴びるのが一番やけど、なかなか難しい。
ビタミンDには、生後1ヵ月から使用できるサプリメント「Baby D」がある。
サプリメントは1滴あたり5μgなので、2滴で10μgになる。孫っぴもしばらく飲んでいた。
これは、大人も飲めるけど、大人の方の場合は、他にもサプリがある。
下記のものは美容と健康にもよいオメガ3も含有。
ビタミンDは、とっても大切なものなので、気になる方はご相談くださいね。
今日の新作
Posted by さかざきひろみ at 16時21分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年02月20日(土)
外来状況 [クリニック情報]
とっても寒かったり、そして今日は暖かい。
しかも、今日はコロナ前の外来のよう。
久しぶりの感覚。
今日は、お熱のあるお子さんも少ない。
咳、鼻水。目がかゆい。じんましんや湿疹の悪化。
アレルギー症状の方が多い。
スギ花粉も飛び始めた。
舌下免疫療法をしているお子さんたちは、ほんとに軽い。
症状がない方もいる。
今は、スギの舌下免疫は始められないが、GW明けにはできるので、また相談してね。
ダニアレルギーのお子さんたちは、いつでも始められるけど、最近また開始する方がふえた。
残念ながら、ハンノキやシラカンバ、イネ科、ヒノキに対するものはなく、症状がでても対症療法のみ。
抗アレルギー薬の内服、点眼、点鼻薬。
さらに漢方薬を組みあわせるとさらに症状がましになる。
透明の鼻水さらさらは、R小青竜湯
鼻水より鼻閉がくるしいときは、A葛根湯加川芎辛夷
鼻閉がひどい、眼の症状もひどいときは ㉘越婢加朮湯
冷えが強い場合は、127麻黄附子細辛湯
漢方は選択肢が多いのが魅力。
そして、本日は実はリアル講演会。
その話はまた後日。
Posted by さかざきひろみ at 19時58分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年02月18日(木)
お注射
日本でもワクチン接種がはじまった。
新型コロナウイルスワクチン、ファイザー社のものは「コミナティ」と言う名前。
ちょっと可愛い。
大阪市ではいったいいつ接種できるのか今のところ不明。
私たち医師が、集団接種にかりだされそうなのだけど、それも不明。
診療予定とかもあるので、できたら早めに日時が決まったらいいなあと思う。
しかし、外国から順調にワクチンが届くかどうかもわからないし。
まだまだ、色々難しい。
注射といえば、最近、孫っぴが注射器のおもちゃで、私たちに注射してくれる。
なぜこんなことをし始めたのか?
娘が教えたわけでもないし。
ニュースで、ワクチン接種の場面が多いからそれで覚えたのだろうか?確かに孫っぴが注射する位置は上腕のワクチン接種をする場所。
「痛―い」といって泣きまねしていると、よしよしもしてくれる。
子どもはほんまにおもしろすぎる。
Posted by さかざきひろみ at 18時19分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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