2021年11月14日(日)
やっと [クリニック情報]
11月12日、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の積極的勧奨の再開が決定された。
(https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/hpvv-varrc-2)
日本産婦人科学会のコメントはこちら。
実際ワクチンは中止になっていたわけでない。
当院でも接種される方はいらっしゃったし最近増えていた。
定期接種が、高校1年生の3月末までなので、11月に開始したら、ギリギリ定期内で接種できるので、今月は特に多い。
HPVワクチンの定期接種は、小学校6年〜高校1年生の3月まで。
今年に限って、コロナの影響で大阪市では高校2年生の3月まで接種できる。
思春期になるとなかなか小児科に来院されないが、DTワクチンや新型コロナワクチン、インフルエンザワクチンに来院されたときに、HPVワクチンの大切さを保護者の方と本人にお話ししていた。
毎年、約1万人の方が子宮頸がんに罹患される方がいて、約3000人もの女性がお亡くなりになっている。しかも、他のガンに比べて若い女性がかかってしまう。
もちろん、副作用のことも心配されるので、ひとりひとりきちんと説明させて頂いている。
保護者の方への説明も必要だが、何よりも本人が接種する意味を十分に理解することがとても大切だと思っている。
接種機会を逃がした人も、自費接種したり、また9価ワクチン「シルガード」を選ぶ方もいる。
積極的勧奨の再開がされたことで、さらに多くの方が接種について考えて下さると思う。
接種のチャンスを逃してきた方に対しも、無料接種の再チャンス(キャッチアップ接種)を与える救済措置が予防接種・ワクチン分科会で検討されるとのこと。
子宮頸がんやHPVワクチンについては「みんハピ!」にとても詳しくアップされているので、ぜひごらんください。
Posted by さかざきひろみ at 06時53分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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