2021年11月09日(火)
朝に
お家から最寄りの駅まで、毎朝1.2kmを歩く。
自宅をでるのは6時30分。
駅までの途中に会う人たちは決まってくる。
一番最初に会う人は、
少し足が悪い年配の女性。
この方とは、「おはようございます」と会釈するだけ。
でも最初は通り過ぎてたのよね。それがだんだん挨拶するようになった。
次に会うのは、杖をついた年配の女性。
この方とも、挨拶してたのだけど、ある日
「いつも素敵ねえ。毎朝見るのを楽しみにしてますねん。」
私はいつもジーンズが多いのだが、
こんなふうに言ってもらうと、手をぬけない。
ちょっとお洒落に気合が入ったりする。
次に会うのは、ご自宅の前でお花に水を上げている年配の男性。
「いっつも朝早くから偉いねえ。颯爽としてはるわ。」
と毎朝めっちゃ褒めてくれる。
でも最近、いらっしゃらない。
どこか調子が悪いのかなあとちょっと気になる。
次は、年配だけど、しゃきしゃきした女性。
あまり挨拶してなかったけど、ある日突然すごいスピードで私にむかってきて、
「あなた、いつも素敵ねえ。」
わーい褒められた!
最後は歩道橋の周りをいつもお掃除されている年配の女性。
近くの喫茶店の方。
歩道橋周り、そのエレベーターの中、コインパークなどの公共の場所を朝早くからボランティアでお掃除。
挨拶するうちに、
私達が近づくと、歩道橋のエレベーターのボタンを押して待ってくれている。いつも階段だけど、ご好意に甘える。
この方の、しばらくの間見なかった。
病気かなあコロナとかになったのかなあとか心配したけど、
最近また会うようになった。
皆さんお名前も知らないけど、人との挨拶や出会いが結構楽しい。
しかも朝から褒めてもらって嬉しくなる。
毎朝、ありがとうございます。
お庭のハナミズキが紅葉。
それを見つめる孫っぴ?
実はシャッターが上がるのを仁王立ちで見守っている。
今日は久しぶりにやってきた。
Posted by さかざきひろみ at 16時33分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年11月07日(日)
日本小児はり学会学術集会 [漢方薬]
今日は第15回小児はり学会学術集会。
特別講演に招待して頂いた。
小児鍼にはとても興味があるので、朝から色々な発表をお聞きした。
アトピーや小児の睡眠、慢性じんましん、身体症状症などに、色々は針治療が有効であった。
小児鍼は、身体の緊張をとって、自律神経を整えてくれる。
副交感神経が優位になるので、とってもリラックスできるよう。また、針治療だけでなく、保護者の方お子さんに寄り添って、色々お話しして施術されている。
小児はり実践講座も拝聴。
鍼治療は奥が深い。
一番大切なのは、お子さんを愛らしいと思って施術することらしい。
私も勉強したいけど、片手間には絶対無理かな。
私は、自宅からWeb配信。
講演服はピンクのジャケット。
実は、下はジャージに素足。
自宅ならではのリラックスウエア。
最近ヘッドホンセットの調子が悪かったので、新たに購入。おかげで調子よい。1人で配信だけど、なんか楽しかった。
生活音が入らないように、あらかじめ固定電話の配線も切って、インターホンの音も消した。誰も入ってこないように、門のドアも施錠。
今日は、全日本駅伝大会。
講演聞きながら、駅伝も気になる。
自分の講演が終わったときが、ちょうど8区。
青学と駒大の走り、メッチャ感動した。
走ることは、やっぱり素晴らしい。
Posted by さかざきひろみ at 18時31分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年11月06日(土)
せつ [漢方薬]
ある日のこと、娘からのライン。
「これって、リンデロンで治る?」
添付されていた写真は、
はい、これは単なる膿痂疹でなく、「癤(せつ)」
しかも4か所??
毛穴に細菌感染がおこり、皮膚の深いところまで炎症がおこった感染症。
リンデロンでは治らない。
すぐに122排膿散乃湯を飲むように。
でも、ひどそうなので抗生剤が必要。
2歳を超えたし、必要な抗生剤は飲んでもいいかなと。
第3世代の抗生剤は吸収率が悪いので、第1世代のケフラールまたはケフレックスを処方して飲ませるように言った。塗り薬はゼビアックスクリーム。
腫れて痛いから、㉘越婢加朮湯も一緒に飲むとよい。
まだ、硬そうなので切開はできない。
3日後に孫っぴに会う予定なので、その時に切開しようと考えた。
その2日後、一番大きいせつから膿がでたので、娘が膿をしぼりだしたら大泣きしたらしい。
これ、めっちゃ痛いのよね。
しかも、抗生剤を処方しなかったとのこと。
別に飲むことに抵抗があるわけでないが、おそらく処方がめんどくさかったのか、排膿散乃湯のみで乗り切った。
3日後、私が診たときは、すでに軽快していた。
他の3つは、自然に消退。
まさかのひどいせつが抗生剤なしでも治るんや。
おそるべし排膿散乃湯。
抗生剤は菌をやっつけるが炎症はとらない。
排膿散乃湯は、炎症を抑える作用が強く、免疫力をあげて、また痛みをとってくれる。
メッチャマズイけど、メッチャいい薬。
そういえば、私が小さいときもよくこんなおできができていた。当時は「でんぼ」と呼んでいた。
その時も、なんか変な色の薬を塗ったら、しばらくして治っていた。あれは何という薬だったのだろう。
おそらく民間薬。
ネットで調べてみたらたぶん「たこの吸いだし」と言う軟膏のような気がする。
でも外来で「せつ」のお子さんをみたら、やはり抗生剤とゼビアックスクリームを処方するなあ。
そして、飲めるなら122排膿散乃湯!
とってもお勧め。
Posted by さかざきひろみ at 19時01分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】