2024年07月04日(木)
55番 麻杏甘石湯 [漢方製剤]
まきょうかんせきとう。
保険適応病名は小児ぜんそく、気管支喘息。
したがって、気管支炎とか上気道炎では保険が通らない可能性があるので要注意。
麻黄湯にとてもよく似ているが、麻黄湯の桂皮が石膏に変わっている。
麻黄+桂皮は汗をかかせて、解熱効果
麻黄+石膏は、解熱効果と汗を止める作用。
麻黄+杏仁は咳を止める作用もある。
また石膏は、清熱作用が一番強い生薬。
熱が高いときには、より一層効果があるかも。
私がよく処方するのは、麻杏甘石湯+桑白皮の95番五虎湯。
こちらの方が、抗炎症作用が強く、また喘息でなくても咳という病名があれば保険適応となる。
そして、何といっても五虎湯には錠剤があるから便利。
Posted by さかざきひろみ at 19時11分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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