さかざKIDSブログ

2024年08月08日(木)

氷かじり

氷ばかり食べるお子さんがいる。
「氷かじり」や「氷食症」と言われる。
季節に関係なく目安として、製氷皿1杯以上の氷を食べるのが特徴。

実は鉄欠乏性貧血の場合に、「氷食症」になりやすい。
その原因ははっきりわかってないけど、以下の説がある。

鉄欠乏性貧血→体内の酸素不足→自律神経の乱れ→体温調節がうまくいかない→口の中の温度が上がり、氷を食べて口の中を冷やそうとする

また、鉄分が不足したことで食の嗜好が変わり、氷を食べたくなるという説もある。

消化管粘膜の鉄分が減ると舌痛症がおこる。氷は舌痛症を紛らせる方法として氷を食べるという説もある。


氷をよく食べるという症状があれば、一度鉄欠乏性貧血がないか検査をしたほうがよいと思う。

他の鉄欠乏の症状は、
疲れやすい、坂道や階段で息切れがする、めまい、顔色が悪い、頭痛、眠れない、朝起きるのがつらいなど。
夜泣きがひどい場合もある。
さらに、むずむず脚症候群を併発することも。
鉄欠乏のお子さんたちは、「足が痛い」ということを訴えていることが多い。

さらにシミやシワ、抜け毛、爪のもろさ、ニキビが治りにくいなどにも関係するので、美容の大敵でもある。

画像(180x240)・拡大画像(480x640)

Posted by さかざきひろみ at 18時10分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

トラックバック

トラックバックURL

http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3499

コメント

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

ページのトップへ ページのトップへ

8

2024


        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.