2025年03月25日(火)

花粉症にも漢方薬 [漢方薬]

西洋医学的治療でも花粉症の症状がいまいちのときや、どれを飲んでも眠くなるようなときはぜひ漢方薬治療をおすすめ。

即効性もあるし、なんといっても眠くならない。
しかも、体質や症状によって薬を選べる。

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水様性の鼻水がぽたぽたで、くしゃみがひどく何箱もティッシュを使ってしまう場合はR小青竜湯。
華奢て冷えが強いタイプには127麻黄附子細辛湯。
さらに冷えが強い場合は、小青竜湯+麻黄附子細辛湯が効く場合も。ただ、お子さんは麻黄附子細辛湯を処方することは少ない。

鼻水ぽたぽたより鼻閉のほうが強く、ねばっこい鼻水のときはA葛根湯加川芎辛夷。

とにかく鼻が詰まって息ができない、目が腫れてパンパンのときは㉘越婢加朮湯。

どれもだめなときは、R小青竜湯+95五虎湯。
これは、故今中先生が虎竜湯と命名した花粉症に著効の漢方薬。

あと身もだえするほどひどい症状のときは大青竜湯(㉗麻黄湯+㉘越婢加朮湯)という方法もある。これはよほど体力がある場合、筋肉がっちりのスポーツマンタイプの方用。

どれもエフェドリンが主成分の麻黄が含まれる。
小青竜湯、葛根湯加川芎辛夷は3g
麻黄附子細辛湯は4g
越婢加朮湯6g
虎竜湯は7g
大青竜湯は11g

麻黄は含まれる漢方薬は、お子さんは大丈夫だが、高齢者や胃腸が弱い人はドキドキしたり眠れなくなったりする副作用があるので要注意。
そんな場合は小青竜湯から麻黄をぬいた119苓甘姜味辛夏仁湯という処方もある。妊婦さんにもこちらがよい。

他にも目がかゆすぎてひどく越婢加朮湯でもだめなときは、強力な抗炎症作用があるN黄連解毒湯。
顔が真っ赤な時は58清上防風湯。

鼻症状がひどすぎて副鼻腔炎になってしまったときは、104辛夷清肺湯。これが無効なら50荊芥連翹湯。
荊芥連翹湯は解毒証体質を改善する。
ただ、黄連解毒湯、辛夷清肺湯、荊芥連翹湯はまずくて苦いラインナップ。

ちなみに小青竜湯、葛根湯加川芎辛夷、麻黄附子細辛湯、五虎湯、黄連解毒湯には錠剤もある。
粉薬が苦手な方にもぜひ。

漢方薬はレパートリーがたくさん。

Posted by さかざきひろみ at 18時54分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2025年02月27日(木)

今年も [漢方薬]

今年の第8回日本小児漢方懇話会フォーラムのちらしが完成。

7月6日(日曜日)東京四谷の主婦会館プラザエフにて開催。
現地+ライブ配信、さらにオンデマンド配信もある。

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定番の水色ベースの可愛いちらし。

今年のメインテーマは「思春期」

特別講演は、飯塚病院の吉永亮先生。
 思春期のさまざまな不定愁訴を漢方薬を駆使して治療されているとのこと。
また、月経関連の漢方薬のお話を関西医大の梶本めぐみ先生に。

さらにシンポジウムは、
東邦大学医療センター大森病院の千葉浩輝先生、
きりんかーむクリニックの尾崎 裕彦先生
鶴岡市立荘内病院、小児外科漢方界のドン 八木実先生

午前中のミニシンポジウム、ミニレクチャーも素晴らしい先生方が講演を引き受けてくださった。

とっても面白い内容になっている。
ぜひとも多くの先生方にご参加していただければと思う。

7月まできっとあっという間。
会の運営がうまくいくように、今年も私は裏方に徹して頑張りたい。

Posted by さかざきひろみ at 19時21分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2025年02月18日(火)

しゃっくり [漢方薬]

しゃっくりは、吃逆(とぎゃく)ともいわれる。
横隔膜の痙攣と同時に声門が突発的にしまって、空気が入り込み特徴的な音を発する状態。

その要因は、
食べ過ぎや冷たい飲み物の摂取、
ストレスや過剰な興奮による自律神経の乱れ、
胃腸の不調や冷えなどがあると言われているがはっきりしたものはない。

私はさつまいもを食べるとしゃっくりがでることがある。

治すには、息をとめたり、水を一気のみするとか色々いわれているが確実なものものはない。

昔の人は柿のへたを含む柿蒂湯(していとう)がよいと言われていた。
さすがに、エキス剤にないし、柿のへたを集めるのも大変。

保険適応のエキス剤では
68芍薬甘草湯が第一選択。
これは、筋肉の痙攣を緩める作用がある。
冷えがある場合は、㉛呉茱萸湯
中に含まれる呉茱萸は、吐き気や嘔吐を改善する作用がある。 普段から冷え性の方が、何らかの原因でさらに体の芯まで冷えて、 吐き気やしゃっくりを生じる場合に使う。
お腹が鳴る、みぞおちがつかえる感じのしゃっくりやストレス関連の場合はM半夏瀉心湯
半夏瀉心湯はかつて吉田茂首相のしゃっくりの治療に使用されたことで有名。

私はしゃっくりがでることはほとんどないけど、
もしとまらないときは、芍薬甘草湯を50mlぐらいのお湯にとかして、さましてから一気のみするかな。

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冬の朝の月。
とっても綺麗。

Posted by さかざきひろみ at 17時46分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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