舌痛症はなかなか治らなくて難しい。

これは、舌に痛みを感じる疾患で、口腔内灼熱症候群（バーニングマウス症候群）とも言われる。
舌の痛みはピリピリ、ひりひり、ちくちく、焼けるような痛みなど、さまざまで、舌の見た目は特に異常がないことが多い。

原因もはっきりしたものがないが、特に女性の場合は更年期前後におこりやすいと言われている。
ストレスが原因ともいわれている。

西洋医学的には、鎮痛剤や抗精神薬、認知行動療法など。
　鉄欠乏貧血や亜鉛欠乏が関与している時は、その補充。

東洋医学的には炎症が強いときは熱をさます薬、乾燥して潤いが足りないときは潤す漢方薬を処方する。

㉞白虎加人参湯：舌の熱をさます。
㉙麦門冬湯：舌の乾燥があるときに、潤す。
�M半夏厚朴湯：痛いという不安からさらに痛みが悪化するとき、喉の閉そく感があるとき
�K柴胡加竜骨牡蠣湯　不安とイライラをおさえる。口の中が苦いときは柴胡がはいったものがいい。
110立効散：痛みをとる麻酔効果がある。どちらかというと対症療法だけど、以前これでましになった方がいた。

先日のカンファレンスでは様々な意見がでた。
麦門冬湯＋桔梗石膏（潤しながら熱をさます）
抑肝散加陳皮半夏（ストレス緩和）
加味帰脾湯（新見先生がよく使う処方）
若い人には加味逍遙散、高齢者には人参養栄湯（若い人は熱をさましたほうがよく、高齢者は潤したほうがよいとのこと）

これが効くというのは、なかなかないけれど、漢方薬は人によって症状や体質に合わせて処方できてたくさんの選択肢がある。
奥が深い。

今日から新年度。
まだ寒いですね。
クリニックでは、4月から2人の医師が参加することになりました。

ひとりは、坂崎尚徳（さかざきひさのり）医師。
プロフィールは、
　1985年　大阪市立大学医学部卒業
　　同年　大阪市立大学医学部付属病院小児科
　1987年　大阪市立桃山市民病院小児科
　1988年　PL病院小児科
　1993年　兵庫県立尼崎病院心臓センター小児部
　2015年　兵庫県立尼崎総合医療センター　小児循環器科

2025年3月まで、尼崎で小児循環器医療に31年間従事してきたため、当院でも心電図、心臓エコー、ホルター心電図、負荷心電図なども検査できることになりました。
もちろん、心臓学校健診にも対応可能です。

もう一人は山本百合（やまもとゆり）医師。
プロフィールは、
　2015年　兵庫医科大学卒業
　　同年　大阪市立大学医学部付属病院　初期研修医
　2017年　ＰＬ病院小児科
　2020年　大阪市立大学医学部付属病院　小児科後期研修医
　2021年　大阪掖済会病院小児科
　2023年　アイキッズクリニック

実際の診療は来週以降になります。

もちろん、私もしばらくは毎日診療する予定です。
3人体制になることで、より待ち時間を短く、また丁寧な診療が可能になるかと思います。

皆さま、どうぞ宜しくお願いいたします。

せっかく暖かくなったのに、今日も寒い。
だけど、お庭では可愛い春のお花たち。

知らない間にヒアシンスやチューリップが咲いていた。

チューリップもたくさん植えたので、これからもっと咲くはず。

マーガレットもたくさんのお花をつけている。

ヒアシンスも可愛い。
キンギョソウは、冬からずっとお花をつけてる。

桜もいいけど、お家のお庭に癒される。
この時期が一番色鮮やか。
農家のおばさんばりに頑張ってお手入れしたかいがある。