2016年02月04日(木)

タイミング [クリニック情報]

インフルエンザがブレイクしている。
AもBも流行中。

近くの小学校では学級閉鎖が増えている。
ただ、まったく流行していないところもある。

インフルエンザは熱がでてすぐだと、検査は陰性になることが多い。
できれば、お熱がでて12時間以上経過したほうがよい。
朝は元気で登園して、保育園でお昼寝から起きて39度。
あわてて、受診してもたいてい陰性。
その場合、本人が比較的元気なら翌日午前中が受診のタイミング。
インフルエンザのお鼻の検査はお子さんにとって苦痛になるので、できれば1回ですませてあげたい。
クリニックには、富士フィルムの高感度の検査機器もあるが、さすがに発症直後は難しい。しかし、こちらの方は6時間経過していれば陽性率は上がる。

ただ、濃厚感染がある場合、パパやママが2日まえから高熱でインフルエンザと診断されていて、本人が高熱でふうふうしている場合は、状況や臨床症状からインフルエンザと診断することもある。検査がすべてでない。臨床症状や状況判断などもとても大切だと思う。

熱がないのにインフルエンザ陽性の人がいたと聞いて、受診される方もいた。確かに37度代でインフルエンザのお子さんはいたが、倦怠感や頭痛がひどくとてもしんどそうだった。ぴんぴん走り回っていて、咳や鼻水だけで検査すると、保育園に行っているお子さんは毎日検査しないといけなくなる。

保育園の「検査してもらってきなさい。」さらに「インフルエンザでない証明書を貰ってきてください。」というものにも少し困ってしまう。
病気はインフルエンザだけではない。
ウイルス性胃腸炎やら溶連菌、色々な感染症がある。
インフルエンザばかりにとらわれていると、他の病気を見逃してしまうので、逆に慎重に診察するように心がけないといけない。

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インフルエンザと関係ないけど、カリフラワーってあんまり売ってないのね。最近はまっていて、いつも探すのだけどなかなか見つからない。
今日は、西友にあったので、とっても嬉しくて....。
ほくほく感がたまらない。

Posted by さかざきひろみ at 14時36分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 3 )

2016年01月31日(日)

千福塾 [漢方薬]

今日は、千福先生の講師育成セミナー。KAMPO「千福塾」〜漢方を「教える」「伝える」〜

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千福先生は、全国で漢方セミナーを講演されていて、何とすでに全都道府県を制覇されたとのこと。
塾生は漢方が大好きな先生たちばかり、27名。
内科、麻酔科、外科、整形外科、皮膚科、麻酔科、精神科など色々の科の先生方、開業医も勤務医も様々。
なんと元船医の先生もいらっしゃった。

そして、講演の仕方、アピールの仕方、スライドの作り方など実にたくさん教えて頂いた。
千福先生に次ぐ講演回数の下村先生のお話しも、とても実践的で、さっそく私の今までのスライドを訂正しなくてはと思った。他にも漢方の処方の勉強にもなり、実に有意義な会だった。

午後からは班にわかれてのディスカッション。私は2班。
いい先生ばっかりやった。

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終了後は懇親会へ。とても眺めのよいビアホール。

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千福先生と

お酒が入るとさらにいろんな楽しいお話しを聞かせてもらえる。漢方好きの先生方とあーだこーだと話すのは面白くて時間が過ぎるのを忘れてしまう。いっぱい勉強になって、しかも楽しい1日。たくさ-んの先生方とお友達にもなれた。
次は3月。今からとっても楽しみ。2回シリーズで終了するのは、もったいない。定例会にしてほしいと思っているのは私だけ?

それにしても、色々な予定がとりあえず終了。
次は4月の東京、しばらくはダンスに没頭できそう。

Posted by さかざきひろみ at 19時32分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年01月30日(土)

女医会講演会 [漢方薬]

今日は、豊中市女医会での講演会にお招きいただいた。
小児科医対象でないのは初めて。

最初この話を頂いたとき「私、小児科のことしかわからへんのやけど。」と言ったのだが、担当の方が「先生、お母さん方にも処方してはるでしょ。大丈夫ですよ。」
確かにママ達には処方している。しかし、御高齢の方はうちの両親ぐらい。また、虚証タイプの男性はまだ処方できるが、がっちりタイプはとても苦手。
それでも多くの方に漢方の良さを知ってもらいたくてお引き受けした。

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「明日から役立つ漢方薬」かぜ、冷え、便秘に使ってみましょう。という演題。
小児科以外の先生方にもわかって頂けるような内容にしてみた。講演をしていると、いつもテンションがあがって、熱く語ってしまう。


抄録にのせた内容はこんな感じ

【漢方薬は、西洋薬の補完的治療として大変有効な手段です。西洋薬でうまくいかないとき、また西洋薬で効く薬がない場合、次の一手があるということはどれだけ心強いことでしょうか。今回は、日常診療でよくある風邪、便秘、冷えについての漢方治療についてお話しさせて頂きます。風邪には、西洋薬では対症療法しかありません。しかし漢方薬は、症状別の治療のほかに、風邪のステージによって、また個人の体質によって様々な処方があり、しかも即効性があります。便秘の場合、西洋薬が効かない、西洋薬ではお腹が痛くなるなどの時は漢方薬の出番です。便秘がひどい方に漢方薬を処方したところ、10年ぶりにすっきり排便できたと大変喜んで頂きました。また、冷えに対しては、西洋薬では体を温める薬はなく、漢方薬の独壇場ともいえます。漢方薬には、個人の体質によって様々な処方があり、また急性疾患にも慢性疾患にも有効です。私は、漢方薬を処方するようになって、診療の幅が広がり、毎日の外来ががとても楽しく、ある時はワクワクある時はドキドキしています。漢方薬は楽しい、そんな思いを皆さんに少しでもお伝えできればと思います。Enjoy!Happy!漢方!】

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講演の後は何と懇親会にも参加させて頂いた。美味しい料理に、さらにミュージカルのアトラクションまで。
一生懸命に歌って踊る姿にエネルギーを頂いた。またアクティブで素敵な女医さんばかりで、お話ししていてとても楽しくエネルギーを頂いた。本当にありがとうございます。

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ちなみに、今回の講演服。一見地味に見えるが、柄がハートと鍵の入ったがま口。フリルなんかもついている。

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明日は、「千福塾」
なんと千福先生の講師育成セミナー。
今度は、1日かけて漢方のお勉強。明日も頑張るわ。

Posted by さかざきひろみ at 21時02分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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